「ファビョる」とは?意味や使い方をご紹介

「ファビョる」という言葉をご存知ですか? 耳にしたことはなくても、インターネットで目にした方も多いと思います。これはネットスラングの一つで、韓国が話題の時によく使われる言葉です。今回は、「ファビョる」の意味やその由来、使い方をご紹介します。

目次

  1. 「ファビョる」の意味
  2. 「ファビョる」の使い方
  3. 「ファビョる」の由来
  4. 「火病」とは
  5. 「ファビョる」と似た意味の言葉

「ファビョる」の意味

「ファビョる」とはを真っ赤にして怒っている状態の人のこと、また、八つ当たり、逆ギレ、発狂状態で怒り狂っている人を指します。

逆ギレしてヒステリックに怒り狂っている状態の人と言えばイメージしやすいかもしれません。自分の立場が悪くなると、意味不明、理解不能なまでに怒りだす人を揶揄して使います。

この言葉がうまれた当初は、議論等で反論に詰まって逆ギレしている韓国人の様子を揶揄して使われていました。そのうち人種に関わらず使われるようになり、最近では、ただ怒っているだけの人に対しても使われるようにもなりました。

「ファビョる」の使い方

  • あの人と話し合ってもすぐファビョるから話が進まない。
  • またファビョってるよ。
  • 即読スルーしたらファビョられた。
「ファビョる」は上記のとおり現在では広く使われていますが、本来は差別用語なので使用には注意が必要です。

「ファビョる」の由来

「ファビョる」は、韓国語の「火病(ファビョン)(Hwabyung)」を動詞にしたものです。

「火病」とは、極度に怒りをため込んだことによるストレスで、不安、鬱、身体異常などが複合的に表れている精神症候群のこと。胸が息苦しく、お腹の中に火の玉が入っているような痛みと発熱、呼吸困難や手足のしびれなどが起こり、ひどい時には死に至ることもあります。

これは朝鮮民族特有の精神的症候群で、1996(平成8年)にアメリカの精神科協会から公式登録されました。

「火病」とは

「ファビョる」の元となった「火病」とはどういうものなのでしょうか。
ここでは火病について詳しく説明致します。

「火病」の名前の由来

韓国特有のストレス性障害を「火病」と名付けたのは明時代(1368年-1644年)の中国の医師、張介賓です。その後「火病」という言葉は、季氏挑戦時代(1392年-1897年)に朝鮮半島に伝わりました。

このストレス性障害の原因が「怒り」であり、五行思想では「怒り」は「火」に該当するため、「火病」と名付けられました。

「火病」にかかりやすい人

2015年に「火病」による体調不良で診察を受けた韓国人は11万5千人になると、韓国健康保険審査評価院は発表しています。

自己主張が不得手な、大人しい中高年の女性に多く発症すると言われ、当初患者の80%は女性でしたが、最近では男性や若い世代の人にも多く表れているようです。

「火病」の症状

韓国では怒りは耐え、表に出すべきではないという文化があります。そうやって自分の中に溜め込み、溜まった感情を発散することなく、抑制し続けたことが理由で起こる精神疾患が「火病」です。主な症状としては次のようなものがあります。

  • 慢性疲労
  • 脱毛
  • 躁うつ病
  • 呼吸困難
  • パニック勝敗
  • 食欲不振
  • 消化不良
  • 不安感
  • 発熱
  • 胸部に何かあるような圧迫感
  • 疼痛

「火病」と「文化依存症候群」

特定の国や民族の文化や風習が、特定の精神疾患に深く関わっているとされた場合に、精神医学で「文化依存症候群」とされます。

例えば、日本の文化依存症候群は「対人恐怖症」です。しかし、対人恐怖症は日本人に多い精神疾患ですが、日本以外の国にも対人恐怖症の人はいます。

ところが、「火病」になるのは世界中で朝鮮民族だけ。特定の風土病以外で、ある民族のみに限定される精神疾患というのは、「火病」だけです。

「火病」と「ファビョる」

「火病」が韓国特有の怒りが原因の精神疾患であるということが、顔を真っ赤にしてヒステリックに怒り狂う韓国特有の怒り方と関連付けられ、「ファビョる」というネットスラングになりました。

しかし「ファビョる」は単にヒステリックに怒り狂っている状態を表す言葉ですから、「火病」の症状とは全く違うものです。「ファビョる」の由来は「火病」ですが、「火病の症状」イコール「ファビョる」ではないことに留意しましょう。

「ファビョる」と似た意味の言葉

  • キレる
  • プッツン
  • ヒステリー
  • 瞬間湯沸かし器
  • 癇癪持ち
  • 短気


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