「大草原」と「不可避」
前提としてこの言葉は、「大草原」と「不可避」に分けられます。
「大草原」について
「大草原不可避」においての「大草原」とは、ネット上で「笑い」を意味する「w」を「草」に見立て、「w」を多用することです。いわゆるネットスラングであり、大いに笑っている様子を表します。
「w」=「草」が沢山なので、「w」の多用を「草原」や「大草原」と表します。とりわけ「大草原」の場合、何文字にも渡って「w」を羅列することです。
明確な基準はありませんが、「w」が2~3文字程度であれば、「大草原」は用いられません。「大量」と認識できる場合にのみ、「大草原」が用いられます。
「不可避」について
「不可避」とは、回避できない、避けられないことです。こちらはネットスラングではなく、一般的な「不可避」と同じ意味です。避けられないので、必ず起きるとも言い換えられます。
「大草原不可避」の意味
上述を踏まえて「大草原不可避」とは、笑いを避けられない、爆笑せざるを得ないことを意味します。
「大草原」だけでは大いに笑っている意味ですが、「不可避」と組み合わせることで、一歩引いた評価的なニュアンスが加わります。
「大草原不可避」の使い方
「大草原不可避」は、大いに笑える対象に使われます。ただし評価的なニュアンスを含むので、客観的な側面も持っています。
たとえば自分が笑っておらず、笑えない対象でも、「これは周囲が笑うだろう」という意味で、「大草原不可避」が使われる場合もあります。
「w」を羅列するだけでは笑っている、引いては感情をあらわにしているニュアンスのみを与えますが、「大草原不可避」は客観的な側面を持っているがゆえに、いくらか冷静なニュアンスを与えます。
「w」について
「w」は「草」の他にも、「芝」と呼ばれます。これは「w」を芝生などの「芝」に見立てた呼び方です。
派生して「w」の羅列を「草を生やす」や「芝を生やす」と表したり、一文字だけの「w」を「単芝」と呼称します。
そして対象を「w」で笑い、相手が笑われることを好まない場合、「草を生やすな」や「単芝やめてください」など、「w」を使わず「w」を否定する際にも、よく使われます。