「コマンタレブー」の意味
「comment allez-vo us(コマンタレブー)とは
- 「comment」(コマン)「どのように」
- 「allez」(アレ)「行く」
- 「vous」(ヴ)「あなた」
以上の3つの単語を繋ぎ合わせた言葉です。
「コマンタレブー」は「ご機嫌いかがですか」と言う意味になります。
オランジーナのCMでも挨拶のシーンで使われていました。
日常会話ではほとんど使用しない
既述した「vous(ヴ)」という単語は、あまり親しくない人に対して使う言葉で、目上の人に対して使うのが基本です。日本でいう敬語のような感覚です。
親しい友人には「tu(テュ)」と言う言葉を使います。
「コマンタレブー」はお堅い言い回しの表現なので、日常的には「ca va(サヴァ)」や「bonjour(ボンジュール)」という表現が一般的に使われています。
「サヴァ?」は「調子はどう?」や「元気?」といったフランクな挨拶の言葉で、「ボンジュール」は「おはよう」「こんにちは」と言う基本的な挨拶です。
実際にフランスに行った際に、この2つはよく聞くフレーズですが、「コマンタレブー」はあまり聞きません。
「コマンタレブー」は上品なフランス語
上記でお伝えしましたが「コマンタレブー!」とは「ご機嫌いかがですか?」と言う意味で、挨拶の1つとしてこの言葉を使います。
しかし、日本語で考えてみてください。
突然、「ご機嫌いかがですか?」なんて言われたら違和感を感じますよね?ご機嫌いかがですかという挨拶は、まずしないと思います。
「フランス」と聞くとなんとなく「貴族」、「宮殿」といったイメージがあります。こんな場所なら「ご機嫌いかがですか?」という表現がよく似合います。そういった場で使う言葉の印象があります。
ですから「コマンタレブー」はあまり日常生活の中で使用するタイミングは、非常に少ないと言えます。
「コマンタレブー」どんなときに使える?
一言で言うならば、『高級』とつくような場所なら違和感なく使えると思います。
高級レストランで入店の際、高級ホテルへの宿泊のチェックインなどのタイミングでは使える表現です。
「コマンタレブー」と問いかけられた時の返事
「コマンタレブー」と話しかけられたらどうしよう?
そんな時はぜひ、この言葉を覚えて使ってみてください。
- ジュヴェトレビアン(すごく調子がいいよ)
- コムスィコムサ(まあまあ良いよ)
- ニボンニモーヴュ(良くも悪くもないよ)
「コマンタレブー」は挨拶です。挨拶されたのに返事をしないのは失礼ですよね。相手から反応があったほうが相手も嬉しいと感じるのではないでしょうか。
意外と身近なフランス語
英語は多くの人に馴染みがありますが、フランス語となると単語も文法もなかなか触れる機会がありません。しかし、意外に普段の生活の中でフランス語は身近に、聞いたり使ったりしているんですよ?
- カフェオレ
- ポタージュ
- ショコラ
- ミフィーユ
- マロン
- モンブラン
- クロワッサン
- マヨネーズ
- ブイヨン
- ビストロ
- ドリア …etc
意外にも聞き覚えのある単語がありますよね。普段、食べてるものも意外とフランス語なんですよ。
日本でも良く耳にする「メトロ(地下鉄)」もフランス語です。
このように意外とフランス語は私たちの生活の中で使われています。
「コマンタレブー」まとめ
- 「コマンタレブー(comment allez-vous)」はフランス語で「ご機嫌いかがですか」という意味
- 「ヴ(vous)」は日本の敬語のように目上の人に対して使う言葉
- 「コマンタレブー」は高級なお店でなら使えるが、日常生活においては使う機会がない
- 「コマンタレブー」と話しかけられたら「ジュヴェトレビアン」と答えたらGood
- 身近にたくさんのフランス語があって何気ない日常生活で使っている
「コマンタレブー」は日常生活において、使用する機会はなかなかありませんが、チャンスがあればぜひ、使ってみてください。きっとフランス人もビックリすると思います。