「グロス」とは?意味や使い方をご紹介

「グロス」という言葉を聞いたことがありますか。聞いたことがある人は多いとでしょう。ビジネスやスポーツ、ファッションなど様々な場面で目にする言葉です。しかし、その正しい意味はは理解していますか。ここでは、「グロス」の意味や使い方を紹介します。

目次

  1. 「グロス」とは
  2. 総量「グロス(Gross)」
  3. 反対語「ネット(net)」
  4. ゴルフ用語「グロススコア」
  5. 「リップグロス(Gloss)」
  6. 「単位(グロス)」

「グロス」とは

「グロス」には、さまざまな意味があります。一番よくつかわれる意味としては、「総量、全体」の意味で使われます。ビジネスシーンでよく使われる言葉です。この場合の「グロス」は、英語の「Gross」です。

「グロス」には、「光沢」、「艶」の意味もあります。この場合の「グロス」は、英語の「Gloss」です。綴りは一文字違いですが、意味が全く違います。

総量「グロス(Gross)」

総量の意味で使われる「グロス」は、ビジネスや経済関係でよく用いられます。ビジネスの場で「グロス」が使われるときは、商品としての価値だけでなく梱包などにかかった費用も合わせた「すべての金額」を表すときに使われます。

総量の意味の「グロス」は、

「この前の飲み会、グロスで8万円もかかったよ」
「この契約の見積もりは、グロスでだしといて」

のように使います。

経済学でよく用いられる「グロス」に関連した言葉をいくつか紹介します。

「GDP」

「GDP」とは、「Gross Domestic Production」の頭文字をとったもので、国内総生産のことです。国内総生産は、一定期間内に国内で生産された付加価値のことです。世界で一番GDPが高い国はアメリカ合衆国で、次いで中国が続いています。日本は世界で3位ですが、アメリカ、中国とは差があります。4位はドイツです。(2018年12月時点)

「GNP」

「GNP」とは、「Gross National Product」の頭文字をとったもので、国民総生産のことです。国民総生産は、一定期間内に国民によって生み出された財やサービス、付加価値のことです。「GNP」は、最近ではあまり用いられていません。代わりに似たものとして「GNI」が用いられるようになりました。

「GNI」とは、「Gross Nationl Income」の頭文字をとったもので、国民総所得のことです。「GNP」との違いは、「GNI」は国民が受け取った所得のことで、実質的には「GNP」と同じ数字になります。

反対語「ネット(net)」

「グロス」の反対語として、「ネット」があります。インターネットのことではありません。「ネット」とは英語の「Net」で「純益」、「実質の」といった意味です。手数料などを引いた実際に受け取る金額のことなどを「ネット」と表現します。

例えば、お菓子の袋に「Net」と重さが記載されています。これは、袋の重さを除いた中身の重さを表しています。

ゴルフ用語「グロススコア」

ゴルフの用語で「グロススコア」があります。アマチュアのゴルフ大会では、公平さを保つためにハンディキャプが用いられます。「グロススコア」は、18ホール全てのラウンドが終了した段階での総スコアのことを表します。このスコアからハンディキャプを引いたものを「ネットスコア」と呼びます。

つまり、「グロススコア」が少ないほど、優れたゴルフプレイヤーであるといえます。

「あの人スコアがいいって言ってたけど、グロススコアは大したことないね。」
「今日は、グロススコアが良かった。」

のように使われます。

「リップグロス(Gloss)」

「リップグロス」は、唇に透明感や艶を与えるために用いられる化粧品です。チューブ状のものや、ブラシ状のものなどさまざまな種類があります。口紅に比べて、発色が弱く油分が多めです。口紅よりも手軽に使えますが、落ちやすかったりとデメリットもあります。

「単位(グロス)」

最後に、「グロス」は、単位としても用いられます。12ダース一組を「グロス」と表します。1ダースは12なので、144個のものを「グロス」として扱います。

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