「クロニクル」とは?意味や使い方をご紹介

「クロニクル」という言葉をご存知ですか。テレビや映画のタイトルで目にしたことのある人もいることでしょう。メディアにはよく登場する言葉ですが、意味を正しく説明するとなると難しい言葉かもしれません。この記事では、「クロニクル」について解説します。

目次

  1. 「クロニクル」とは?
  2. 仮面ライダークロニクル
  3. 関ジャニ∞クロニクル
  4. 映画『クロニクル』
  5. ねじまき鳥クロニクル

「クロニクル」とは?

英語では「chronicle」と表記します。「年代記」、「編年史」という意味です。歴史的な出来事を年代の順を追って記述したものを指し、単発的な出来事をいくつか抜粋して紹介したものは指しません。また、東アジアの歴史書に見られる、皇帝や王などの一代記である「紀伝」もクロニクルではありません。

企業のホームページなどでも、「当社のクロニクルを紹介します」などといった使い方をされることが多くあります。この場合は、「当社の沿革を紹介します」ということとほぼ同じ意味と考えれば良さそうです。

また、語感の良さと言葉自体の持つイメージの良さから、歴史もののゲームはもちろん、そうでないシミュレーションゲームやカードゲーム、漫画、音楽のタイトルに至るまで、さまざまな場面でクロニクルという言葉が使われています。

語源はギリシャ語のKhronos(クロノス)で、「時間(の神)」を表す言葉です。

仮面ライダークロニクル

『仮面ライダークロニクル』は、『仮面ライダーエグゼイド』の劇中に登場する架空のゲームです。『仮面ライダーエグゼイド』は2016年10月から2017年8月にかけて、平成仮面ライダーシリーズの18作品目としてテレビ朝日系列で放送された特撮ヒーロー番組で、仮面ライダーシリーズ生誕45周年記念作品でもあります。

『仮面ライダーエグゼイド』はゲームがそのモチーフとなっていて、『仮面ライダークロニクル』は劇中では「究極のゲーム」とされています。ゲーム中、『仮面ライダークロニクル』のユーザーである一般市民は、仮面ライダー(ライドプレイヤー)に変身して、バグスターと呼ばれるコンピュータウイルスの怪人たちと戦います。

関ジャニ∞クロニクル

『関ジャニ∞クロニクル(かんじゃにえいとくろにくる)』は、2015年5月からフジテレビ系列で放送されているバラエティ番組です。フジテレビでは、関ジャニ∞の初の冠番組でもあります。2015年5月から2018年3月までは土曜日の昼間、2018年4月からは土曜日の夜に放送されています。

番組中、関ジャニ∞のメンバーが、ロケやコント、スポーツなどさまざまな企画にチャレンジしています。レギュラー放送以外にも、2016年、2017年、2018年のそれぞれのお正月に、特別番組として放送されています。

映画『クロニクル』

『クロニクル』というタイトルの映画もあります。2012年2月にアメリカで、2013年9月には日本でも公開された、ジョシュ・トランク監督、マックス・ランディス脚本のアメリカのSF映画です。3人の高校生が、偶然に隕石に接触したことで超能力を手に入れて、思わぬ事態に巻き込まれていきます。

この作品で主演のアンドリュー・デトマーを演じた俳優のデイン・デハーン(Dane DeHaan)は、2014年公開の『アメージング・スパイダーマン2』で、主人公ピーター・パーカーの親友であるハリー・オズボーンを演じています。

ねじまき鳥クロニクル

『ねじまき鳥クロニクル(ねじまきどりくろにくる)』は、新潮社より1994年4月から1995年8月にかけて発行された、村上春樹の8作目の長編小説です。第1部「泥棒かささぎ編」、第2部「予言する鳥編」、第3部「鳥刺し男編」の3部で構成されています。2002年までの、単行本と文庫本を合わせた発行部数は227万部です。

この作品は、1996年2月、第47回読売文学賞を受賞しています。また、2014年までに、英語やフランス語を始めとする20以上の国の言葉に翻訳されています。

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