「雨降って地固まる」とは?意味や使い方をご紹介

喧嘩をしていたのに、ある日とつぜん仲直りした友人やカップルを指して、「雨降って地固まる」ということわざを使うときがあります。どうして、仲直りしたときにそのようなことをいうのでしょうか。ここでは、「雨降って地固まる」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「雨降って地固まる」とは?
  2. 「雨降って地固まる」の使い方
  3. 「雨降って地固まる」の類義語
  4. 類語の意味は似ているけれど
  5. アクシデントは仲を深めるチャンス

「雨降って地固まる」とは?

「雨降って地固まる」とは、いざこざや喧嘩をしたあとには、以前よりも関係が安定することを指したことわざで、おもに人間関係において使われます。喧嘩をしたあとには以前よりも仲良くなったという経験が、みなさんにもあるでしょう。そのような状態を「雨降って地固まる」といいます。

土などの地盤は、雨が降ると水分を吸収し、しばらく経つと以前よりも固い地盤になります。これにたとえて、「雨降って地固まる」ということわざは生まれました。雨や、雨でぬかるんだ地盤を「人間関係のいざこざ」に、そのあとに地盤が固まることを「以前よりも強い絆」にたとえています。

「雨降って地固まる」の使い方

たとえば、友人と喧嘩をした人の相談を受けているときに「雨降って地固まるというから、心配することないよ」とアドバイスすることもあります。また、激しい喧嘩をしていたカップルが翌日にはケロリと仲直りしていると、こちらが戸惑ってしまいます。そのようなときには、「これが雨降って地固まるというやつだな」と驚いたり呆れたりする意味で使うこともできます。

一対一にかぎらず、大勢に対して使うこともあります。たとえば、何か問題があって、クラスや部署内の雰囲気が良くないときには、みんなで力を合わせて問題をクリアすることで、「雨降って地固まったな」と達成感を得られるでしょう。

このように、「雨降って地固まる」は、喧嘩の最中に使うこともあれば、仲直りや雰囲気が安定したあとに使うこともあります。

「雨降って地固まる」の類義語

「雨降って地固まる」の類義語はいくつかありますが、ここでは2つご紹介します。

「災い転じて福となす」

「災い転じて福となす」とは、災いを利用することで良い結果を得ることです。人生何が起こるかわかりません。それまで上手くいっていたのに、思いもよらない事故や病気に見舞われてしまうこともあるでしょう。

そのような災難を良い方へ利用しようとすることわざが「災い転じて福となす」です。災難をプラスの発想で受け止めたり、何ができるかを考えたりすることで、良い結果につながることもあるよ、という意味です。また、思いもよらない災難に見舞われたなら、思いもよらないところで幸運に転じることもあるでしょう。

「怪我の功名」

「怪我の功名」とは、「災い転じて福となす」と同じような意味で、失敗したことが偶然に良い結果につながることです。たとえば、風邪をひいたときには誰かに手厚い看病をしてもらえることもあるかもしれませんが、これも「怪我の功名」の1つといえるでしょう。

類語の意味は似ているけれど

以上、「災い転じて福となす」と「怪我の功名」の2つをご紹介しましたが、「雨降って地固まる」と意味は似ていても、ニュアンスや使いどころがやや違っています。「雨降って地固まる」は、人間関係のいざこざが結果的に良い方へ転ぶことをいいます。対する「災い転じて福となす」「怪我の功名」は、悪いこと全般が結果的に良い方へ転ぶことをいいます。

ですから、悪かった人間関係が修復された場合には「雨降って地固まる」を、悪かった物事が良い結果を生んだ場合は「災い転じて福となす」「怪我の功名」を使うのだと理解しておくと便利でしょう。

アクシデントは仲を深めるチャンス

喧嘩をして仲直りすると、以前よりも絆が深まることはよくあります。人体では、骨折すると以前よりも骨の強度が増しますし、勉強では、わからないところを理解すると一気に得意分野になることもあるでしょう。そう考えると、何かのアクシデントは、より関係が良くなるためには不可欠なのかもしれません。

「喧嘩をするほど仲が良い」ということわざもありますが、よく喧嘩をする人たちは、そのたびに地盤を固めているといえそうです。たとえ顔を見たくないほどの喧嘩でも、時間が経てばまた以前よりも強い絆で結ばれるのでしょう。


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