「ガクブル(gkbr)」とは?意味や使い方を顔文字を含めてご紹介

「ガクブル」という言葉をご覧になったことはありますか? 「ガクブル」はネットスラングで「gkbr」とも表記されます。「ガクブル」のほうは何となく意味がわかりそうですが、「gkbr」とは何でしょう? ここでは「ガクブル」の正しい意味や使い方についてご紹介します。

目次

  1. 「ガクブル」とは?
  2. 「ガクブル」の意味
  3. 「ガクブル」の使い方
  4. 「恐怖に震える」英語表現
  5. 「恐怖に震える」類似表現
  6. 「ガクブル」のまとめ

「ガクブル」とは?

顔文字やAA(アスキーアート)を用いた「ガクブル」という表現。ネット生まれのスラング(俗語)で、掲示板やチャットで多用されています。顔文字に「ガクブル」という文字を添えて使われる場合もあれば、顔文字のみが書きこまれるケースもあります。

「ガクブル」の「ガク」は擬態語「ガクガク」の省略形、「ブル」は同様に「ブルブル」のことです。では、「ガクブル」とはどんな意味を持つ表現なのでしょうか。

「ガクブル」の意味

「ガクブル」とは、恐怖に怯えて震えている様子を表しています。寒さに震える場合にはほぼ用いません。

「ガクブル」という語の代わりに「カタカタ」や「プルプル」という文字が使われるケースもありますが、いずれも表現したい意味は同じで、怖くて仕方がない気持ちを表しています。また、現実的にはそこまで恐怖を感じていなくても、手っ取り早く「ガクブル」を使って心境を表現することも多々あります。

上記のとおり、正確には「ガクガクブルブル」ですが、ネット用語は省略形を取るケースが多く、こちらもその典型です。

「ガクブル」の使い方

じつはこの「ガクブル」、過去には「インターネット上で頻繁に見かけるが、意味がわからない用語」のトップにランキングされたこともありました。つまり、使う人と知らない人の差が大きい言葉でもあります。具体的な「ガクブル」の使い方は以下のようになります。
 

  • (((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル
  • ガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブル
  • ガク((( ;゚Д゚)))ブル


なお、「ガクブル」「ガクガクブルブル」という表記の他にも、ローマ字「gakuburu」から子音のみを残した「gkbr」が使用されることもあります。こうなると知らない人には何のことかさっぱりわかりませんね。ちなみに「gkbr」にはもう一つゴキブリ(gokiburi)の意味もあリます。ゴキブリならば人によってはたしかに「gkbr」かもしれませんね。

現在、「ガクブル」は顔文字を省いた文字のみでも使われているようです。

 

  • このニュース、ガクブルだよね。
  • 大型台風の直撃で近くの川が氾濫しそうでガクブルだよ。
  • 明日提出なのに宿題が全然終わってない……gkbr……

「恐怖に震える」英語表現

お伝えしたとおり、「ガクブル」は恐怖に震えるさまを表した表現ですが、同様の状態を英語ではどのようにいうか、参考までにご紹介しましょう。

 

  • I tremble with fear at the thought of an injection.(注射のことを考えると怖くて震えてしまう)
  • I tremble for fear.(怖くて震える)
  • He shuddered with a horror movie.(彼はホラー映画が怖くて震えた)

「tremble with fear」「tremble for fear」「shudder with」が恐怖に震える様子を表す表現です。

「恐怖に震える」類似表現

こちらは「ガクブル」の意味と同様の日本語表現です。

 

  • ガタガタ……同じく擬態語で「怖くて震える」さまを表しています。
  • ガチガチ……ガチガチと歯が鳴るほど震えている様子です。
  • 戦慄……熟語ならばこちらでしょうか。いわゆる「身の毛もよだつ」という状態です。

これらの表現は必ずしも「恐怖」を表すものではありませんが、「ガクブル」の同義語であることに違いありません。

「ガクブル」のまとめ

今回は「ガクブル」の意味、使い方を解説しました。ネット用語は、一見不自然なように感じる場合もあるかもしれませんが、できるだけタイピングの手間をかけず、スピーディーにコミュニケーションを取る手段として形成されるケースが多いものです。

「ガクブル」の場合は無理に作られた造語と違って、語源を知ってしまえばじつにわかりやすい身近な表現であることがおわかりいただけたのではないでしょうか。


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