「守銭奴」とは?意味や使い方をご紹介

「守銭奴」という言葉、みなさんも一度は聞いたことがあると思います。同じような意味を持つ、「ケチ」と混同して理解されがちですが、実際は少しニュアンスが違います。ここでは、「守銭奴」の意味や使い方、特徴を含めてご紹介します。

目次

  1. 「守銭奴」とは
  2. 「守銭奴」の使い方
  3. 「守銭奴」の特徴
  4. お金持ちは「守銭奴」が多い?
  5. 「守銭奴」のアニメキャラクター
  6. メリハリを意識して

「守銭奴」とは

「守銭奴」とは、貯金することに固執し、余分なお金を使いたがらない人のことです。「ケチ」と「守銭奴」の間に明確な基準はありませんが、「ケチ」はとにかくお金を使いたがらない人で、「守銭奴」はお金を貯めることに喜びを感じる人と区別されることがあります。

「守銭奴」はお金の管理に徹底していることが多く、周囲から敬遠されがちですが、窃盗などの犯罪に走ることはありません。それどころか、休日も副業をしたり、すすんで残業をしたりと、人一倍働いてお金を得ている人が多いようです。

「守銭奴」の使い方

自分で「守銭奴」を名乗るよりも、周囲から「守銭奴だな」と指摘されることの方が多いでしょう。発言者の許容量にもよりますが、限度を過ぎたお金好きは、「おまえは守銭奴だ」「守銭奴は嫌い」「守銭奴はお金と結婚しなさい」などと、呆れられてしまうかもしれません。

「守銭奴」の特徴

「守銭奴」にみられる特徴は、程度や個人差によっても変わってくるので、ここでは共通しやすい特徴をご紹介します。

いつも割り勘をする

「守銭奴」は、貯金を減らしたくないので、あまり自分のお金を使いたがりません。よくて割り勘で、奢ってくれる人はほとんどいないでしょう。なかには、一円単位で割り勘をする人もいるようです。相手も理解してくれると上手くいきますが、まだ慣れていない関係だと、戸惑ってしまうことがあります。

お金は貸さない

お金を貸すことも、ほとんどないでしょう。高い金額はもちろん、数千円という金額でもためらうようです。金銭の貸し借りはトラブルの原因になることがあるので、悪いことではないのですが、本当にお金に困っている人からは、ケチな奴だと逆恨みされる可能性があります。

安く売っている遠くの店へ行く

たとえば、主婦の人は、食材を安く買えるからと、少し遠くのスーパーへ買い物に行くことがあるでしょう。「守銭奴」もそれと同じように、同じ商品を安く買えるならば、遠くまで出向きます。ただ、そのために車を利用すると、ガソリン代が増えるので、プラマイゼロということもあるかもしれません。上級者になると、車さえ利用しないという人もいるようです。

お金持ちは「守銭奴」が多い?

社長などのお金持ちには、「守銭奴」が多いと言われることがあります。真偽のほどは定かでありませんが、少なくとも、経営者や社長と呼ばれる人たちには、信念やプライドが高いという共通点があります。「損失を最小に、利益を最大に」というのが、経営の基本です。これらを徹底し、会社を維持し続ける努力というのは、並大抵のことではありません。

こう考えると、お金持ちの人に「守銭奴」が多いと言われるのも納得できそうです。先見の明と、判断力を駆使して、「無駄に買わない、本当に必要なものだけを買う」ことを心掛けているのかもしれません。それが、周囲からは「守銭奴」と言われてしまうのでしょう。

「守銭奴」のアニメキャラクター

アニメのキャラクターにも「守銭奴」が登場します。たとえば、「忍たま乱太郎」の「きり丸」です。彼は、異常なお金好きとして知られ、アニメの中でも数々の、お金をめぐるエピソードがあります。お金と命のどちらが大事かを聞かれ、お金と即答したり、遠くで落ちたお金の音を聞き取って追いかけたりします。

普段は元気で明るい「きり丸」ですが、家を焼かれて天涯孤独になるなど、悲痛な生い立ちがあります。日々アルバイトに明け暮れ、お金に執着するのも、学費や生活費を稼ぐためなのです。

メリハリを意識して

「守銭奴」は、「お金をしっかり管理できる人」と言い換えることができるでしょう。浪費癖があるよりも、現実的で、将来のことも考えられそうなイメージがあります。ただ、大勢で楽しんでいるときに、お金を出し渋ると、それまでの雰囲気を壊してしまうかもしれません。その点に注意して、お金を使うときと使わないときのメリハリをつけるようにすると、周囲の理解も得やすく、人づき合いもスムーズになるでしょう。


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