「クレバー(clever)」とは?意味や使い方をご紹介

「その解決策はクレバーだね」「彼はクレバーな人間だ」などの表現に使われる「クレバー」。英単語の「clever」が由来ですが、昨今では日本語でも使われる言葉ですので、しっかり用法を押さえておきましょう。ここでは、「クレバー」の意味や使い方などをご紹介します。

目次

  1. 「クレバー(clever)」とは?
  2. 「クレバー(clever)」の使い方
  3. 「クレバー(clever)」の類語

「クレバー(clever)」とは?

「クレバー(clever)」とは、「利口」「賢い」「巧(たく)み」といった意味の言葉です。

英単語「clever」がカタカナ語としてそのまま日本語の中に入ってきた言葉であり、英語の場合でも「頭の回転が早い」=「利口」という意味合いが特徴となっています。

ただし、いくつかある「賢さ」を表す言葉の中では、表面的な取り繕いや、その場凌ぎの方法、抜け目のないずる賢さを表すニュアンスもあり、必ずしも「完全無欠の誉め言葉」ではない点に注意が必要です。(※「類語」もご参照ください)

「クレバー(clever)」の使い方

「クレバー」は、主に人間のタイプや、アイディア・方法などを指して、それが賢いものである、上手いこと問題を処理できる、といったニュアンスで使います。「彼はクレバーだ」「クレバーなやり方」などの使い方が代表的です。

「ずる賢さ」のニュアンスに注意

「クレバー」は基本的には良い意味です。しかし、その「賢さ」は、「知性」「思慮深さ」「誠実さ」を常に含むとは限らず、巧みな方法で相手を出し抜くような「ずる賢さ」をニュアンスとして含むことがあります。

しかし、あらゆる種類の勝負事や競争において、(大もとのルールを破っていない限り)いくら「ずるい」方法でも、相手を出し抜ける「賢さ」は評価される傾向にあります。どんな形であれ、成果を出せるのと出せないのとでは結果に天地の差があるからです。

器用に立ち回ってさまざまな問題を解決できる「クレバー」さは、時に競合相手に「ずるい」と言われることはあっても、多くの社会的環境で評価されるでしょう。

例文

  • そのプレイヤーは、相手と四つに組む(よつにくむ:真正面から堂々と争う)よりは、相手の戦略を予想し、データを分析し、効果的にその弱点を突くクレバーな戦い方を好む。
  • 彼はとてもクレバーな人間なので、突然無理難題を吹っ掛けられても、気の利いたジョークひとつでその場を凌いで見せるだろう。
  • 営業の仕事を始めたころ、「生真面目さだけでは生き残れない。クレバーに立ち回れ」と先輩に言われたことがある。
  • 〇〇投手は、揺さぶりの変化球や「見せ球」を織り交ぜたクレバーな投球で、業界屈指の強打者を見事ノックアウトした。

「クレバー(clever)」の類語

「賢さ」を表す言葉は、「ずる賢さ」を含むものも含め、いくつかあります。ここでは、そのうちいくつかを「クレバー」と比較しつつご紹介します。

天才

「天才」とは、読んで字のごとく「天性の才能」の意です。西欧文化では「生まれつき持っている才」と「後天的に(勉強や訓練などで)獲得した才」をはっきり区別する傾向があり、日本においても概ねこの傾向を汲んでいます。

「クレバー」はどちらかと言えば、物事の理解が早い、物事をうまく活用するというイメージであるのに対し、「天才」は既存の物事に囚われず、新しい概念を開拓するというイメージです。

スマート

「スマート/smart」は、身体つきなどが細くすらりとして格好がよいさまという意味ですが、これを概念にも適用して「洗練されているさま」という意味もあり、さらに派生して(やり方などが)「利口な」や「おしゃれな」という意味もあります。

身近なところでは、「スマートフォン」などは、「スマート」の多様な意味を一手に引き受けた見事な命名と言えるかもしれません。

英語においては「抜け目がなさすぎて、ずるい、生意気」という意味を持つこともあり、「clever」と少し似たところがありますが、カタカナ語の「スマート」が悪い意味で使われる例はほとんどありません。

賢明・聡明

「賢明」(けんめい)や「聡明」(そうめい)は、共に「賢くて物事や道理に明るい」という意味です。「クレバー」とはっきり異なるのは、これらの言葉は「物事を深く理解している」ニュアンスがある点です。

「クレバー」が器用に身を処してその場を巧くごまかすような「表面的」なイメージもあるのに対し、「賢明」や「聡明」は「深層」まで理解が至っているというイメージで使い分けましょう。


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