「洞察力」とは?意味や使い方を英語表現を含めてご紹介

物事を見通すことができる人間は「洞察力」に優れているとされています。スポーツで例えるなら名選手や名監督がそれにあたります。「洞察力」は今からでも鍛えることが出来ますので挑戦してみてはいかがでしょう。ここでは「洞察力」の意味や使い方を英語表現を含めご紹介します。

目次

  1. 「洞察力」の意味
  2. 「洞察力」の使い方
  3. 「洞察力」の英語表現
  4. 「洞察力」のメリット・デメリット

「洞察力」の意味

「洞察力(どうさつりょく)」は「洞察する力」と書きますが、意味は「見通す力、見抜く力」です。しかし、ただ物事を見通すだけではありません。その物の「本質」を見抜く力を「洞察力」と呼びます。

物事を表面的に見通すだけでは「観察」ですが、観察した上で相対する物事や人物の「深い部分にある本当の性質」を見抜いてこそ「洞察力」と言えます。

「洞察力」は生まれ持って優れた人もいますが、鍛えて身に着けることが出来るとされています。相手の動きや思考を逐一観察することで「洞察力が鋭い人間」になれる可能性があるのです。

「洞察力」の使い方

「洞察力」は、ビジネスや日常においても備えておいて損になることは少ないでしょう。「君は洞察力が鋭いね」と言われれば、褒め言葉として受けとれます。また、「洞察力」に優れる人間は場のまとめ役としての適性もあるといえます。

基本的には「洞察力が鋭い」「洞察力を鍛える」のように使われる言葉ですが、反対に「洞察力が鈍いね」や「洞察力が衰えた」というような使い方はあまりされません。

「洞察力」は、優れていれば注目されますが、普通だからといって馬鹿にされることは少ないのです。

「洞察力」の英語表現

「洞察力」は、英語で「insight」が最もしっくりくるでしょう。他にも、見抜く才能、常識があるという意味で使う「good judgement」も使えます。

お決まりの表現である「洞察力が鋭い」は、「penetrating insight」や「subtle insight」とするのが適しています。

例文(英語表現)

【例文1】

  • My friend had a good insight and was in charge of a catcher on the baseball team.
  • 訳:私の友人は洞察力に優れており野球部でキャッチャーを任せられていた。

【例文2】
  • She has a habit of constantly observing the behavior of people around her in order to develop her insight.
  • 訳:彼女は洞察力を鍛えるために日頃から周囲の人々の行動を観察する癖を持っている。

【例文3】
  • His penetrating insight gives people the impression that he is inaccessible. 
  • 訳:彼は洞察力の鋭さがあだとなって、近寄りがたい印象を周囲の人に持たれている。

「洞察力」のメリット・デメリット

メリット

「洞察力」によって得られるメリットとして、相手の本質を見抜けるということですから、相手に好かれるポイントを把握できるという点がまず挙げられます。

例えばビジネスにおいて上司が何に悩んでいるか、迷っているかを把握し先手を打つことが出来れば社内での評価は上がりやすくなるでしょう。他にも、異性のちょっとした変化に気付き、すぐ対応できるようになるかもしれません。

また、リスク回避にも役立ちます。広く(未来を)見通す力があれば、さまざまな物事の危険を察知し、あらかじめ対策を練っておくことも出来るでしょう。

デメリット

「洞察力」の優れた人は、相手の行動やその裏にある性質をある程度予測することが出来ます。そのため、人によっては自分の心を読まれているようで気色悪いと感じるかもしれません。

また、洞察力に優れた人は「(精神的に)疲れやすい」というデメリットもあるようです。ただでさえ人間関係というのは難しいにも関わらず、人を観察して行動を予測するというのはエネルギーを使うのです。

他にも、ある程度結果を見通せるがゆえに行動に移すことが出来ず、他者から消極的な性格と評価される可能性もあります。洞察力が鋭いからといって、良い事だけではないのです。


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