「ロハ」とは?意味や使い方をご紹介

「ロハ」という言葉を耳にしたことはありますか。最近の若い世代の方は聞いたことも使ったこともないという方もいるかもしれませんね。「ロハ」は昔の若者が生み出した言葉と言われ、その当時は斬新で多くの人が使っていたようです。「ロハ」の意味や使い方を紹介します。

目次

  1. 「ロハ」の意味
  2. 「ロハ」の使い方
  3. 「ロハ」の語源

「ロハ」の意味

「ロハ」の意味は、「無料」、つまり「ただということです。英語でいうと"free"です。店舗や公共施設に設置され、無料でインターネットが使えるWi-Fiの"free spot"などの例があります。

「ロハ」の使い方

「ロハ」は、堅苦しい言葉ではありませんが、現在ではあまり使われていません。シニア世代の方のごく一部に通じることがあり、目上の方が気軽に口にすることもあるかもしれません。

料金や代金がかからない

「ロハ」は、サービス料金や代金の支払いが一切かからないことを表します。無料のチケットの利用や、ご飯をおごる(おごられる)ケースなどで使えます。

【例文】

  • 知人からもらった映画鑑賞券で、入場料がロハになった。
  • くじで当選した宿泊券で、ホテル代がロハになり、得をした。
  • 仕事終わりに一軒付き合ってもらえる?ロハでいい、こっちが出すよ。
  • ロハでいいそうです。社長がご飯代全部出すって言ってましたよ。

「ロハ台」とは?

「ロハ台(だい)」とは、無料で使える椅子のことです。具体的に言うと、公園などのベンチ公共施設に置かれているお金を払わなくても使える椅子)です。飲食店などの椅子席は席料などのお金を必要とすることもあるため、席料の有無を対比させて使われます。

ただ、「ロハ台」という言葉もあまり知られていないでしょう。現在は、「〇〇のベンチ(〇〇には場所や公園・施設などの固有名詞が入る)」という言い方がほとんどです。

【例文】

  • 近所の公園に散歩にでかけ、ロハ台で少し休憩をとった。
  • 気分転換に、近くの広場のロハ台でお弁当を食べることにした。

「ロハ」の語源

「ロハ」の語源は諸説ありますが、最も有力なものは漢字の「只(ただ)」を分解してカタカナの「ロ」と「ハ」に見立てたという説です。「只」の上下を分けるとカタカナの「ロ」「ハ」に見えますね。

「ロハ」は、昔の若者による言葉遊びの一種で、大正後期から昭和初期にかけて生み出されたと言われています。流行した後に定着しましたが、平成になって以降はあまり使われなくなったようです。

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