「deck」とは?意味や使い方をご紹介

「deck」という英単語をご存知でしょうか?日本語では「デッキ」といい、日常生活でもよく使われている言葉です。しかし、日本ではあまり知られていない意味もあります。本記事では、「deck」の意味や使い方について解説していきます。

目次

  1. 「deck」の意味
  2. 「deck」の使い方
  3. 「deck」を含む固有名詞

「deck」の意味

英単語「deck」は多義語です。名詞として用いる場合にはカタカナ語として使っている意味もありますが、動詞としての意味もあります。

名詞としての意味

名詞としての「deck」の主な意味は次のとおりです。

  1. 船の甲板
  2. 建物やバス、飛行機などの階、床
  3. カードなどの束、組
  4. テープデッキ
  5. 資料

1~3は日本語でも使われることが多いのでイメージしやすいでしょう。4の「テープデッキ」とは、音響用の磁気テープに録音したり、その音声を再生したりするための装置です。ちなみにビデオデッキは和製英語で、英語では「video cassette recorder」といいます。

また、5の意味で用いられるのはビジネスシーンにおいてです。例えば、PowerPoint(パワーポイント)などで作成した資料のことを指します。

動詞としての意味

動詞としての「deck」には、以下のような意味があります。

  1. 〇〇を飾る
  2. 〇〇を殴り倒す

1は「decorate」と同じ使い方で、場所や物に装飾を施すときに使います。2はスラングで、「殴って床に倒す」というイメージです。

「deck」の使い方

上で説明したように、「deck」にさまざまな意味があります。ここでは、とくによく使われる言い回しを紹介しましょう。

on deck

ストレートに訳せば「甲板に」となりますが、ほかの慣用表現としても用いられます。家にいる状況で使うと、「家の外に」という意味になります。また、「準備を整えて」といった意味でも使うことが可能です。

  • I think she is on deck.(彼女なら家の外にいると思うよ)
  • He is the on deck batter.(彼はネクストバッターとして準備している。)

presentation deck

先述のとおり、「deck」には資料という意味があります。とくに、プレゼンテーション用の資料のことを言いたい場合は「presentation deck」とすると伝わりやすいです。ほかにも、「slide deck」とも表現します。

  • Have you prepared presentation deck for next week?(来週使うプレゼン資料は用意できましたか)

pitch deck

この場合の「pitch」とは、スタートアップ企業が資金を調達するために、投資家やベンチャーキャピタルに対して、企画している事業をプレゼンテーションすることです。そのさいに作成する資料のことを「pitch deck(ピッチ資料)」といいます。

  • The success of funding depends on the quality of the pitch deck.(資金調達の成否は、ピッチ資料のクオリティにかかっている。

「deck」を含む固有名詞

Speaker deck

「Speaker deck」とは、PDFをアップロードするだけで、スライドを共有できるサービスです。日本語にはまだ対応していないものの、UI(ユーザーインターフェース)がシンプルで使いやすいので、日本人のユーザーにも使われています。

株式会社THE DECK

「株式会社THE DECK」は、2016年に設立された大阪の企業です。主な事業内容はコワーキングスペースやファブスペースの運営で、会社員やフリーランスなど、異なる働き方をする人達の交流の場の提供や開業する人のサポートなどをコンセプトとしています。

Deck The Halls

『Deck The Halls』とは、ウェールズ発祥のクリスマスソングです。歌詞の中に「Deck the halls with boughs of holly(聖なる木の枝で玄関を飾りましょう)」とあることから、この場合の「deck」は「飾る」という意味で使われていることがわかりますね。

また、クリスマスを題材にしたアメリカのコメディ映画『ライトアップ! イルミネーション大戦争』の原題でもあります。この映画は日本では劇場公開されていませんが、DVDなどが販売されています。

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