「キチガイゲージ」とは?意味や使い方をご紹介

「キチガイゲージ」という言葉をご存知でしょうか。ちょっと物騒な響きですが、何かを測る尺度であるということはおわかりでしょう。「キチゲ」と略されて表現されることもあります。今回はこの「キチガイケージ」の意味や使い方、そして発散法についてもご紹介します。

目次

  1. 「キチガイゲージ」とは?
  2. 「キチガイゲージ」の使い方
  3. 「キチガイゲージ」の発散法

「キチガイゲージ」とは?

「キチガイゲージ」とは、簡単に言えば「気が狂う加減を表す尺度」のことです。「キチゲ」と省略されることも多く、一部インターネット上で使われているネットスラングの一種です。

言葉の意味をより詳しく知るために、「キチガイ」と「ゲージ」それぞれの意味を見ていきましょう。

キチガイ

「キチガイ」は「気違い」「気狂い」などと書き、精神状態が正常でないことや狂気そのもの、または狂人を表す言葉です。

「何かに熱中している様子」というポジティブな意味もあるのですが、精神異常者、とくに知的障碍者を侮蔑する言葉として一般に認知されており、差別用語のひとつと見なされています。

「キチガイゲージ」における「キチガイ」は、あまりのストレスや心理的・身体的負担に気が狂ってしまう、精神に異常を来たす、という意味合いで使われています。

ゲージ

「ゲージ」は英単語の「gauge」に由来しており、「測定、規格、定規、計器、尺度」などの意味があります。

日本語においては、測定用の機器・基準を表す言葉のほか、「電力メーター」「料金メーター」などのように、何かを測るもの、計量器としての「メーター」と同義で用いられています。

「キチガイゲージ」における「ゲージ」は、キチガイの度合いを計量するもの、というニュアンスです。キチガイという何らかの成分が、タクシーの料金メーターのように溜まっていくところをイメージするとわかりやすいかもしれません。

「キチガイゲージ」の使い方

キチガイゲージが溜まる

「キチガイゲージ」という言葉は、主に「~が溜まる」「~が上がる」などの形で、「キチガイになる=精神に異常を来たす」ほどの負荷やストレス要素が自分の中に蓄積している、というニュアンスで用いられます。

精神に異常を来たす、といっても、精神医学的に本当に病んでしまうという意味ではなく、あくまでも主観的基準に基づく「イラつく」「とてもつらい」「おかしくなりそう」という意味での用例がほとんどです。

また、「ゲージ」という言葉からは、ストレスを「あるか、ないか」ではなく、「今どの程度溜まっているか」として扱っていることがうかがえます。ストレスの発生と受容が日常化している、そんな現実のつらさも表現する言葉であるといえますね。

キチガイゲージを発散する

そして、溜まった「キチガイゲージ」は「~を発散する」「~を解放する」などの表現で、蓄積しているストレスを外部へ放出するという意味でも使われます。

このとき、「キチガイゲージ」が上限に達してしまったがために破局的で爆発的な発散が起こるのか、それとも、そうならないためにこまめにストレスを発散するのか、人によって捉え方は異なります。

具体的なキチガイゲージの発散法については、後述します。

差別用語が含まれるため注意

どのような用法をするにせよ、「キチガイゲージ」は差別用語を含むスラングです。スラングとしての意味が通じるとわかっている相手以外に使用することは、可能な限り避けるべきでしょう。

例文

  • ゲームで負けすぎて、キチガイゲージ溜まりまくった。
  • 新しい上司が無能すぎて、キチゲ上がりまくる。
  • こまめにキチガイゲージ発散しないと、いつかとんでもないことをしでかしそうだ。
  • 昨日は家にひとりだったんで、溜まってたキチガイゲージ解放して大声で歌ったよ。

「キチガイゲージ」の発散法

「キチガイゲージ」の発散法にはどのようなものがあるでしょうか。人によってその方法は異なり、かなりの個人差がありますが、一例を以下にご紹介します。

場合によっては、他人に迷惑をかけたり、奇行として注目されたりしてしまうようなケースもありますので、時と場合には十分にご注意ください。

発散法の例

  • 大声・奇声を発する
  • 運動する・筋トレする
  • 好きなことに没頭する
  • 暴飲暴食する
  • 暴言を吐く
  • 散財する
  • 何かを投げる・破壊する
など


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