「シェイム(shame)」とは?
「シェイム(shame)」とは英語で「恥」「恥ずかしさ」「羞恥心」などの意味を持つ言葉です。隠すという意から派生した、古期英語のsceamu(恥)が語源です。
ここでの「恥」とは、面目を失うことや、自分の欠点や失敗に気が付いたり、良心がとがめたり、他人に顔向けできない気持ちのことです。非難されるようなことをしてしまった場合に使われます。
使い方
- Her face was red with shame.(彼女の顔は恥ずかしさで真っ赤になっていた。)
- I hung my head in shame at his behavior. (私は彼のふるまいが恥ずかしくてうつむいてしまった。)
- You have no shame!(恥知らずめ!)
- Shame on you!(恥を知れ!)
「シェイム(shame)」:ほかの意味
「シェイム(shame)」には「恥」という意味以外に、口語(話し言葉)で、「ひどいこと」「残念だ」という意味があります。日常会話でも良く使われる表現で、がっかりするような場面でよく登場します。
例えば、<That's a shame.>は「シェイム(shame)」を「恥」と言う意味で訳すと「それは恥だ。」という文になりますが、実際は「それは残念だ。」と遺憾である気持ちを表した口語表現です。
同じくよく使われるのが、<What a shame.>です。感情を表す感嘆文で「なんてこった。全く残念だ。」という意味を表します。
感嘆文の構成
英語を母国語とする人は「なんて綺麗な景色なんだ!」などのように、感激や嘆きを表現する感嘆文をよく使います。感嘆文はこのような形で構成されます。
- What+(a[an]+)形容詞+名詞+S+V!
- How+形容詞[副詞]+S+V!
使い方
- It's such a shame that you dindn't pass the exam.(あなたが試験に通らなかったのは残念だ。)
- What a shame they couldn't come.(彼らが来れなくて残念だ。)
- It's a shame to stay indoors on such a lovely day.(こんな天気のいい日に家の中にいるなんて、もったいない。)
エンバラスメント(embarrassment)との違い
「エンバラスメント(embarrassment)」も「シェイム(shame)」と同様「恥ずかしさ」を表す言葉です。
「シェイム(shame)」は悪い事をした時などに感じる「恥(の気持ち)」や「不面目」の意味で用いられるのに対して、「エンバラスメント(embarrassment)」は間違った時などに感じる「きまり悪さ・ばつが悪い」ような「恥ずかしさ」の意味で使われます。
そのほかの「シェイム(shame)」
映画のタイトル
「シェイム(shame)」は2011年に公開されたイギリスのドラマ映画のタイトルです。監督・脚本はスティーヴ・マックイーン、主演はマイケル・ファスベンダーが務めました。
バンド名
「シェイム(shame)」は大阪府出身のバンドの名前です。1999年にメジャーデビューを果たしますが、2001年に解散。2006年にインディーズとして再結成しました。2008年再びメジャーデビュー。
2009年には、バンド名を「シェイム(shame)」からEVERYTHING MUST PASS(エヴリシング・マスト・パス)に変更しました。