「金科玉条」とは?意味や使い方をご紹介

「金科玉条」は古い中国の故事成語です。最近では遊戯王などのゲームなどでも耳にすることがありますが、使用する際には注意が必要な言葉です。今回は「金科玉条」という言葉の意味や語源、さらには例文を用いて使い方などを詳しく解説します。

目次

  1. 金科玉条とは
  2. 金科玉条の語源
  3. 金科玉条の基本的な使い方
  4. 金科玉条の例文
  5. 金科玉条の類語
  6. 金科玉条の英語
  7. 金科玉条まとめ

金科玉条とは

「金科玉条」読み方は「きんかぎょくじょう」です。この言葉には一文字一文字に意味があります。

「金」は黄金
「科」は罪を区分した法律の条文
「玉」は宝石
「条」は法律、決め事

この四字熟語は「金科」と「玉条」の二つに分けることができて、いずれも黄金や宝石のように大切な決まりごとやルールを指す言葉で、それを二つ続けることによりさらに強調した言葉といえます。つまり金科玉条とは、「決して破ってはいけない守るべき規則や法律」という意味になります。

金科玉条の語源

もともとの語源は、古代中国の書物「文選(もんぜん)」までさかのぼります。この中で楊雄(ようゆう)という学者が”秦”の国策を批判し、新たな王朝を賞賛する文章として「新王朝には立派な制度と金科玉条がある」といった内容が出てきます。なお、この言葉が日本に渡ってきたのは奈良時代です。

金科玉条の基本的な使い方

この言葉を使用する際には、実際の法律などよりも自分自身が大切にしている信条や守るべきルールを表す場合に使われることが多いようです。尊敬する目上の人に言われた言葉や自分なりの決め事などがあると思いますが、そういったものを「金科玉条」と言います。この「金科玉条」という言葉は、意味からもわかるように本来はポジティブなイメージとして使用されます。

しかし、一方では、融通の利かない人物がかたくなに規則や信念を守っている時に皮肉としてネガティブなイメージを持ってこの四字熟語を使用する場合もあります。つまり、「金科玉条」という言葉が、ポジティブな意味なのか、またはネガティブな意味で使われているのかは前後の文脈から判断する必要があります。

金科玉条の例文

ポジティブなイメージで使われた例文

・自分の決めた金科玉条だけはそいっかりと守るべきだ。
・監督の教えを金科玉条として守り勝利することができた。
・母の教えを金科玉条としている。

ネガティブなイメージで使われた例文

・上司は良い人だけれども金科玉条が邪魔をして少々融通がきかない
・この法律が必ずしも金科玉条というわけではない

もともとは、中国の故事成語では、守るべき素晴らしい決め事を指していました。しかし、最近では、むしろ皮肉をこめたネガティブなイメージで使われることが多くなっているような印象があります。

金科玉条の類語

・金科玉律
(最も大事にして守らなければならない法律)

・鉄のおきて
・錦の御旗

金科玉条の英語

金科玉条は英語で「golden rule」と一般的には訳される事が多く見られます。しかし、この「golde rule」は「金科玉条」とは実際には違った意味の言葉です。「golden rule」を日本語で表現すると「自分がされたいことを他人にするべきだ」という哲学的な意味を含む言葉になります。

「金科玉条」を正しく英訳すると、「the rules to follow」となります。英語での例文は以下のとおりです。

What he said to me is now the rules to follow.(彼が私に言った言葉が金科玉条となった)

金科玉条まとめ

「金科玉条」は、古代中国で発生した故事成語です。「金」が入っているからといっても、お金にまつわる言葉ではなく、仕事や生活の上で守るべき信条であるとか、大切にしているルールを指す言葉です。

あなたにも「金科玉条」があるかもしれませんが、周りに押し付けてしまうと窮屈で堅物だという印象につながる場合がありますので、この言葉は臨機応変に、かつポジティブなイメージで活用するように心がけてはいかがでしょうか。


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