「ろくろ回し」の意味
「ろくろ回し」には以下のとおり2つの意味があります。
- 陶芸において、「ろくろ」と呼ばれる回転台を使って壺や皿などを制作する作業のこと
- インタビューに回答している人や講演中の人が取る、両手を前に出したジェスチャーのこと
もともとは1の意味で使われていた言葉ですが、現在のインターネット上では2の意味で使われることが多いです。こちらの記事では2の意味を中心に解説していきます。
「ろくろ回し」のポーズ
いわゆる「ろくろ回し」のポーズとは、以下の画像のようなポーズのことを指します。
よく専門家へのインタビュー映像とかで、大量の本が置かれた書棚の前に座って話しているのを見るけれど、あれはインタビュー時の定番ポーズ「ろくろ回し」と並ぶ定番構図なのだろうか。 pic.twitter.com/AE8fdwTPcB
— ShinjiHanino / Noise (@shinjihanino) January 20, 2017
両手を前に出し、手のひらで何かを包むかのような形を作っているのが特徴です。言われてみると、たしかに「ろくろ回し」のようなポーズですよね。
「ろくろ回し」の使い方
「ろくろ回し」という表現を使うときは、相手がインターネット文化に詳しいかどうかを確認してから使いましょう。インターネット文化への馴染みが薄い人には、「ろくろ回し=インタビューのポーズ」という意味が伝わりません。
(A)
あのIT社長、インタビューでいつもろくろ回してるなぁ
(B)
会議でアツくなると、ついついろくろ回しちゃうんだよ…
「ろくろ回し」の由来
両手を前に出したポーズが「ろくろ回し」と名づけられた由来は、とあるtwitterユーザーの以下のつぶやきでした。
両手を突き出したポーズを「ろくろ」と結びつけたこのつぶやきはネット界隈で話題となり、「WEB業界ろくろ回しすぎワロタ」のような関連スレッドが次々と立ち上がりました。
また動画・イラストサイトでも「ろくろ回し」関連の作品が投稿されるようになりました。「ドヤ顔」でろくろを回すキャラクターのイラストや動画が人気を博し、「ろくろ回し=インタビューのポーズ」という認識がネットユーザーの間で定着するに至ったのです。