マジキチの意味
「マジキチ」とは「マジでキチガイ」の略称を指しています。「マジ」は「まじめ」を指す言葉であり、「真剣な態度。本気。」といった意味を持っています。「キチガイ」とは「気違い」を指しており、「精神状態が正常でないこと。言動が正常でないこと。」や「ある物事に熱中して心を奪われること。また、その人。」などの意味を持っています。
「マジキチ」はネットスラングの1つであり、主に若者の間で使われることの多い言葉です。時には、驚くほど優れた人や物に対して、褒め言葉として使われることもあるそうです。「マジ基地」と表記することもあります。
マジキチの誤用
「マジでキチガイ」の略称である「マジキチ」ですが、広く使われるようになってから、違った略称で捉えられてしまうことも多くなりました。その略称とは「マジで鬼畜」です。「鬼畜」とは「残酷な行いをする者。」などの意味を持っています。
マジキチの由来
そもそも「マジキチ」はどこで生まれた言葉なのかというと、匿名掲示板サイトの2ちゃんねるから生まれました。はじめは「マジでキチガイじみてるからやめろ」という言葉で使われていました。この言葉が頻繁に使われるようになってから、いつの間にか「マジキチ」という略称が生まれたそうです。主に「マジでキチガイじみている人や物」などを指して使われるようになりました。
マジキチの例文
ここからは「マジキチ」という言葉をどのように用いるのか、例文と共に紹介していきたいと思います。
・その行動はマジキチだからやめた方がいいよ
これは、常軌を逸した発想をした人物に対して釘を刺すときなどに使うことができます。
・マジキチなアイデアで最高
この例文での「マジキチ」はいい意味で使っています。おかしいと思うほど素晴らしいアイデアを褒めるときなどに使ってみてください。
マジキチの類義語
「マジキチ」の類義語には「ぶっ飛んだ人」「とんでもないやつ」などといった言葉から、「変わり者」「個性派」「独特」などの言葉があります。
基本的には、ずば抜けて何かがおかしい人や物などに使われることが多いですが、「マジキチ」という言葉が何度もつかわれていく中で、少しずつ意味が和らいできたようです。上記で述べましたが、褒めるときにも使われるようになった言葉でもあるため、「個性派」や「独特」といった類義語もあります。
マジキチを用いる際の注意
ネットから生まれた言葉「マジキチ」ですが、日常で使う際には注意が必要な言葉です。なぜかというと、「マジキチ」は「マジでキチガイ」の略称なのですが、この「キチガイ」は放送禁止用語にも指定されている言葉です。ですので、友人同士とのフランクな会話や同じ言葉の価値観を持つ者同士の間で使うのはもちろん良いのですが、ご年配の方や目上の方を話している場合や公の場では、注意が必要です。
マジキチのまとめ
いかがでしたでしょうか?今回は「マジキチ」について紹介しました。主に若者の間で使われることが多いネットスラングですが、使う際には注意が必要です。言葉の価値観が違う人との間で使うときには、良い意味で使ったとしても、最悪の意味として捉えられてしまうこともあると思います。ですので、しっかりと意味を理解した上で使ってくださいね。