「エンカ」の意味
「エンカ」とは「偶然に出会う」という意味です。「遭遇する」という意味の「エンカウント」を略した言葉で、おもに若者やゲームファン、インターネットユーザーを中心に使われています。
なお「エンカウント」は、英語の「encounter(遭遇する)」を元とした和製英語です。「エンカ」は若者言葉のなかでも意味が予想しにくい略語ですので、日常会話やメール・LINEなどで使う場合は、意味が通じる相手かどうかを見極める必要があります。
「エンカ」の使い方
英語の「encounter(遭遇する)」には「(出会いたくないのに)出会ってしまう」といったようなネガティブなニュアンスが含まれることがありますが、「エンカ」の場合はポジティブ・ネガティブ両方の「偶然な出会い」で使えます。
ネガティブな例
(A)
駅前をブラブラしていたら先生とエンカしてびっくりしたわ
(B)
水曜の夜は先生とエンカする確率高いらしいから気をつけな
ポジティブな例
(C)
この前サッカー部の先輩とバス停でエンカして超嬉しかった!
「エンカ」の由来
「エンカウント」という言葉はゲームにおいてよく使われていました。とくにロールプレイングゲームでは、敵に遭遇することを「エンカウントする」と言うことが多く、ゲーム好きの間では「エンカウント」は馴染みの深い言葉でした。
それがインターネット掲示板やSNSの流行に伴い、多くの若者にも認知され、使われはじめるようになりました。