「シンプル」とは?意味や使い方をご紹介

さまざまな場面で「シンプル」という言葉を見聞きします。そんな身近な言葉でありながら、深い見方をすれば、その意味はそれほど「シンプル」ではありません。今回は、「シンプル」の深い意味も含め、様々な角度からこの言葉をご紹介します。

目次

  1. 「シンプル」の意味
  2. 「シンプル」の奥深さ
  3. シンプル・ライフとミニマル・ライフ
  4. 「シンプル」まとめ

「シンプル」の意味

「シンプル」は、英語の”simple"が由来のカタカナ語です。おもな意味は「単純さ」ですが、ほかにも様々なニュアンがあります。まずは、国語辞書的な意味を挙げてみましょう。

  • 単純さ
  • 簡単さ
  • 飾り気のない素朴さ
  • 率直さ
  • 無知さ

「シンプル」の使い方

「シンプル」の解釈が、実はシンプルにいかない原因のひとつには、この言葉がポジティブとネガティブの両面をもつことによります。

たとえば、シンプルな考え方は、細かいことに左右されない美点かもしれませんが、時には「単細胞的」な愚かさにも通じます。様々な使い方の例を挙げましょう。

【ポジティブな意味】

  • 彼女の机まわりは、実にシンプルに整頓されているね。仕事ができる証拠だよ。
  • 今、一番大切なことだけをシンプルに考えて。楽になるから。
  • シンプルなラインの絵だから、よけいに癒されるわ。

【ネガティブな意味】
  • この煮詰まった状況で、そんなシンプルな提案を持ってこられても困るよ。
  • あなたって、本当にシンプル・マインドよね!少しは繊細になってよ。
  • このメニュー構成では、シンプルすぎて話にならないな。

シンプルの意味を解釈する時は、前後の文脈や場の雰囲気を読むことも必要になります。同様に、用いる時も、ネガティブな意味があることを念頭に置いて、気を付けたいものです。

「シンプル」の対義語

シンプルの対義語は、「複雑さ」です。この対義語も、詳細で多岐にわたることのポジティブな面と、ものごとを絡みあって難しくしてしまうネガティブ面との両方を持っているのは面白いですね。

「シンプル」の奥深さ

「シンプル・イズ・ベスト」という言葉をご存知でしょうか。これは、ただ「簡潔で余分なものがない状態が一番」ということだけを意味しているわけではありません。

様々なものが複雑化している現代にあって、自分に必要なものを際立たせ、余分なものを削ぎ落してゆく人生哲学を含む「シンプル」なのです。

『人生がときめく片づけの魔法』という著書で、自分がときめくものだけを残して整理する方法を提案した近藤麻理恵さんは、近年、米国雑誌TIMEの「世界で最も影響力のある100人」に選ばれました。このような身辺のシンプル化も、生き方に影響を与える深いものだからこそ、世界で受け入れられたのでしょう。

考え方、持ち物、生活の仕方…なんであれ、シンプルにしていくためのプロセスは、自分自身を見つめながら取捨選択をしていくという、きわめて深い意味をもつ作業です。

シンプル・ライフとミニマル・ライフ

近来よく見聞きする「ミニマル」は、シンプルと似通っていながら、異なる意味を持ちます。ミニマルは、必要最低限。「必要」という部分がポイントです。ミニマル・ライフとは、可能な限り必要最小限で生活すること。実践者はミニマリストと称されています。

ミニマルと混同されやすいのが、ミニマムです。ミニマムは「最小限」という意味ですから、個人の感性や志向で「必要」な最小限を追求するミニマルとは異なります。

シンプル・ライフは、同じような意味をもちながら、もう少し緩やかに、簡素さを目指す生活です。ミニマリストになるにはかなりの覚悟が必要かもしれませんが、少し意識を向ければ、シンプル・ライフはそれほどハードルの高いものではなさそうです。

「シンプル」まとめ

シンプル・ライフ、ミニマリズム、断捨離…複雑な現代社会のなかで、近来シンプルな生き方が模索されているのは、興味深いことです。「シンプル」であることを、自分の、揺らがない基本のエッセンスとしてとらえたいものです。


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