「すきぴ」の意味
「すきぴ」は「好きなピープル(people)」の略語です。 people=人なので、「すきぴ」は「好きな人」という意味になります。
「すきぴ」の使い方
- 放課後はすきぴと渋谷で待ち合わせ
- 今日はすきぴの誕生日だからケーキ作りに挑戦
- 背が高くて声が低くて、笑顔の爽やかな人が私のすきぴ
「すきぴ」の認知度
「すきぴ」は10代の若者の間で使われている‘若者言葉‘のひとつで、主に女子高生(JK)が使用することから‘JK語‘とも呼ばれます。
2018年にマイナビティーンズが会員(13〜19歳の女性)に行ったトレンド調査では、『流行ったコトバ』部門で8位にランクインするなど、10代女子の間ではかなり認知度の高い言葉です。
しかし成人での認知度は低く、言葉の意味まで理解している人はほとんどいません。それは、仲間内で通じることで十分その機能を果たしてしまう若者言葉の特徴であると言えます。
「すきぴ」の汎用性
「人」を意味する英単語はひとつではなく「person」や「man」などもありますし、もし ‘好きな男の子‘と限定するのであれば「boy」でも良いわけです。
しかし「人々」の意味も併せ持つ「people」としていることから、「すきぴ」は恋愛感情を抱く相手に限らず、気の合う仲間や芸能人など、好きだという感情を抱いた全ての相手を対象としていることがわかります。
また「people」を、相手ではなく自分自身という意味で使うケースもあるようです。「私ってこういう映画が好きな人なの」という代わりに、「私、こういう映画すきぴ」というのが、それに該当します。
なお、これとは別に「彼ピ」という若者言葉もあります。この場合の「人」は‘彼‘なので、後ろに付いている‘ピ‘はpeopleとは別物です。彼氏を可愛く呼んで「彼ピ」になったという説が有力ですが、その発祥は不明です。