「薄力粉」とは?意味や使い方をご紹介

素人にはどれも同じ小麦粉のように見える小麦粉の種類がですが、薄力粉から中力粉そして強力粉それぞれに当然違いがあり ここではその違いの中からグルテン量が少なくお菓子作りなどには最適とされる薄力粉の意味やその使い方を紹介しています。

目次

  1. 薄力粉とは
  2. 小麦粉の種類
  3. 薄力粉の由来
  4. 薄力粉と強力粉の意外な違い
  5. 薄力粉で作るパン
  6. 薄力粉で作るお菓子

薄力粉とは

根本的な疑問として、薄力粉とは何なのか?ということですが、これは小麦粉の一種になります。小麦粉には、種類が大きく4種類あり、それぞれ①硬質小麦、②中間質小麦、③軟質小麦、④デュラム小麦となります。この中の軟質小麦が、いわゆる薄力粉のもとになります。

軟質小麦は粉状質小麦ともいわれ、粉状の小麦で、他と比べてきめが細かいので、水を吸い込まず粘りがあまりないのが特徴です。これはふわりと仕上げたい料理に向いているので、お菓子作りなどに向いています。

小麦粉の種類

もちろん、薄力粉は小麦粉というのは当たり前ですが、イコールではありません。小麦粉という大カテゴリの中に、薄力粉から中力粉そして強力粉と種類があり、料理の用途によって使用するべきものが異なってきます。

確かに、少量であれば薄力粉・中力粉・強力粉、どれを使用しても大差ないのですが、ある程度の量を使う料理の場合「粉の性質」が味や食感に多くかかわってくるので、レシピなどで指示されたものを使うようにしましょう。

正しい知識を身に着け使い分けができるようになると料理の失敗する率も下がり、美味しくできること請け合いです。

薄力粉の由来

薄力粉は、元は中国から日本へやってきたものであるため、ハクリョクではなくハクリキと読むという説があります。他の漢字に照らしてみてもそういう類が多くみられるので説得力が感じられる点です。現代でいうと、含まれるタンパク質の量が8.5%以下のものが薄力粉になります。ちなみに、強力粉は量が12%以上のものをいいます。これが粘り気の差となってあらわれるのです。

薄力粉と強力粉の意外な違い

もともと小麦を挽いて粉にしたものが小麦粉ですが、薄力粉・中力粉・強力粉、その違いは何かというと、一言で言えば、グルテンの含有量の違いです。

グルテンとは

では、そのグルテンとはなに?というと、水を加えて練りこんだ時の弾力のもとのことです。粘り気の少ないものが薄力粉で、「天ぷらの衣」や「ケーキ」などのお菓子作りに適しています。ただ、同じ薄力粉でもタンパク質の量などでその味も食感も変わるので、少ないタンパク質の薄力粉を用いると、かるいサックリしたお菓子ができます。強力粉はというと、グルテンの含有量が多く粘り気があるのでパン作りに適しています。

薄力粉で作るパン

強力粉で作るのが一般的なパンになりますが薄力粉だとどうなのか?ちょっと気になるところ。実は、これが、フライパンなどでも出来るほど、意外に手軽にできるので(しかもフワフワ)はまってる方も多いようです。

パンというと「強力粉」をコネコネして、オーブンで焼き上げるというイメージが普通ですが、薄力粉なら発酵なしでもできるなど、自作のパンが結構簡単に、出来るのは嬉しいところです。

『涙とともにパンを食べたものでなければ人生の味はわからない』ともいいますし、レシピサイトでは多くのレシピが公開されているので一見です。

薄力粉で作るお菓子

薄力粉でつくるお菓子のレシピは定番のものからアレンジしたもの、さらには料理好きの方からプロの料理人までたくさんのレシピがWEB上に溢れています。

それらを参考にしてお菓子を作るときの注意点は材料選びが基本になります。使う薄力粉が変わるだけでその味も食感も変わってくるので注意が必要です。もちろん面倒だという方には汎用性の高い薄力粉もあるのでそちらを使うといいでしょう。

また、使うときはダマにならないように必ずふるって使用し、さらには湿気が入らないように密封して保管をするように注意しましょう。


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