「目的」の意味や使い方
「目的(もくてき)」は実現させようとしてめざすところや、ことがらのことです。
- 目的をとげる
- 研究の目的で渡米(とべい)した
「目的」の熟語や用語
- 目的意識
- 目的因(いん)(哲学用語)
- 目的格(かく)
- 目的刑主義(けいしゅぎ)
- 目的語
- 目的税
- 目的地
- 目的の国(哲学用語)
- 目的犯(法律用語)
- 目的物
- 目的論(哲学用語)
- 目的論的解釈(法律用語)
- 目的論的証明
「目的」の類語
「目的」の類語は「目あて」「狙(ねら)い」「狙いどころ」「つけめ」などがあります。行き着く対象とするところやことがらの意味です。
「目あて」
物理的な目標をさす場合にも使う。
- ちゃんとした目あてがある
- 目あての品物を買うことができなかった
- 大きな看板を目あてに行く
「狙い」
物を目標に向けて構える動作をあらわす場合もある。
- それがこの授業の狙いである
- 真の狙いは別にある
- 銃の狙いをつける
「狙いどころ」
ねらうところ。目標とする点のこと。
- そこが今度の企画の狙いどころだ
- □□氏の論議は狙いどころが定まっていない
「つけめ」
相手につけこむべきところといった意味に使う。
- 財産がつけめの縁組をする
- 捕手(ほしゅ)の肩が弱い。そこがつけめだ
使い分けの例
- 金が□□の結婚…○目的、○目あて、○狙い、×狙いどころ、○つけめ
- □□を定める…○目的、△目あて、○狙い、○狙いどころ、×つけめ
- 出題の□□がよい…△目的、×目あて、○狙い、○狙いどころ、×つけめ
- □□がはずれる…△目的、△目あて、○狙い、○狙いどころ、×つけめ
- □□もなく歩き回る…○目的、△目あて、×狙い、×狙いどころ、×つけめ
その他に意味合いの似た言葉は、以下のようなものがあります。
目的
- 目標
- 標的
- ゴール
- ターゲット
- 志向(しこう)
- 生きがい
- 志(こころざ)す
- 照準(しょうじゅん)を合わせる
- 射程(しゃてい)に入れる
- 視野(しや)に入れる
行き先
- 行先(ゆきさき、いきさき、いくさき、ゆくさき)
- 行く手(ゆくて)
- 行方(ゆくかた、いきかた、ゆくえ)
- 目途(もくと)
- 目処(めど)
- 当て所(あてど)
- 進路(しんろ)
- 針路(しんろ)
「目的」の英語
「目的」の英語は、a purpose(目的)、a goal、an objective(目標)、an aim(狙い)、an intention(意図)などがあります。
- 人生の目的…one's aim in life/one's goal in life
- 目的を達成する…attain one's goal/achieve one's aim/accomplish one's purpose/attain one's end/attain one's object
- これは目的にかないますか…Will this serve your purpose?
- 彼は日本の歴史を研究する目的で日本に来た…He came to Japan with the intention of studying Japanese history./He came to Japan for the purpose of studying Japanese history.
- それこそが狙いどころだ…That is exactly the point I am aiming at./That is exactly what I am aiming at.
- この論文は狙いどころがよい…The aim of this essay is very good.
- そこが彼らのつけめだった…That was what they were aiming at./That was what they had their eye on.