「pk」とは?
「PK」は、ふつう「P」と「K」の頭文字を組み合わせた略語であり、「ピーケー」と発音します。
若者言葉、サッカー用語、ネットゲーム用語など、さまざまな用語としての「PK」がありますので、主な意味と使い方について以下にまとめます。
若者言葉の「pk」
若者言葉としての「PK」は、「パンツ(=P)くいこむ(=K)」の略です。主に女子中高生の間で使われている言葉であり、男子に聞かれる可能性を考慮し、PKという略語で表現することになったのが由来となっています。
ショーツの裾がずれあがってヒップに挟まってしまうこの現象は、十代の女子にとって共通の悩みとなっており、2017年の下着会社の調査では、女子中高生の80%以上が「PKのために不快に感じたことがある」と回答したデータがあります。
これを受けて、女性向け下着ブランド「ワコール」では、「non! PK」(=くいこまないパンツ)をテーマとした下着の開発・販売を行うなど、企業努力を行っています。
PKしやすい動作
- 廊下を歩く
- 階段を登る
- 椅子から立ち上がる
- 自転車を立ちこぎする
- 自転車から降りる
- 体育座りをする
- 部活や体育などで運動する
主な使い方
- 自転車こいでたら、うっかりPKした。
- テスト中なのに、PKのせいで集中力が切れる。
姉妹語
- MK…水着くいこんでる
- SK…スパッツくいこんでる
- PM…パンツめりこんでる
サッカー用語の「pk」
サッカー用語における「PK」は、「ペナルティー・キック」の略です。自軍の「ペナルティー・エリア」内で味方の選手が反則を犯したとき、相手チームの選手1人にPKの権利が与えられるルールとなっています。
PKでは、ボールがゴールから12ヤード(約11メートル)離れた位置に置かれ、キッカーとキーパーが1対1で対峙します。プロ選手の場合、PKの成功率は80%程度と言われています。
通常の試合時間である90分間や延長戦でも決着がつかなかった場合、敵味方5人が交互にPKを繰り返す「PK戦」によって勝敗がつくゲームもあります。
主な使い方
- 後半25分のPKによる1点が致命打となった。
- PK戦を制し、チームAがリーグ戦を勝ち抜いた。
ネットゲーム用語の「pk」
ネットゲーム用語における「PK」は、「プレイヤーキラー」(Player Killer)の略です。MMOなどのオンラインゲームにおいて、他のプレイヤーが操作しているキャラクターを攻撃する人、もしくはその行為そのものも「PK」(Player Killing)と言います。
PK行為は他のプレイヤーに不利益を生じ、不快感を与えるため、多くのゲームにおいて不適切な行為とされます。システム上、他プレイヤーに攻撃できない仕様となっているゲームでも、間接的な手段で損害を与えられる場合があり、これもPK行為として問題となることがあります。
ただし、PKを仕様として認めているゲームや、PKをプレイスタイルのひとつとして提供しているゲームもあり、PK行為そのものがすなわち悪というわけではありません。
主な使い方
- このゲームではPKは禁止されています。
- 悪質なPKがいたので、違反行為として運営に報告を送っておく。
超能力を表す「pk」
「PK」は「サイコキネシス」(psychokinesis)の略でもあります。「精神の」(psycho-)+「運動性」(kinesis)という意味であり、意思のみの力によって物体を動かす超能力のことです。
超能力を情報伝達に用いる「ESP」に対して、物体に力を与えるのが「PK」であると区別され、日本語では「念動力」と呼ばれます。SFを扱う小説や映画、SF要素を取り入れたゲームなどでPKの能力を見かけることができます。
主な使い方
- あのキャラクターのPKは非常に強力だ。