「レギュラー」とは?
「レギュラー」の意味
「レギュラー」は英語の「regular」に由来する外来語で、次のような意味があります。2と3については、後で詳しくご説明します。
- 正規のものであること。規則正しいこと。
- レギュラーメンバーの略。
- レギュラーガソリンの略。
「レギュラー」の使い方
- 「レギュラーバウンドでエラーをするとは、彼らしくないプレーだ。」
- 「レギュラー(サイズ)をください。」
- 「来年こそはレギュラー(メンバー)入りしたい。」
- 「レギュラー(ガソリン)満タンでお願いします。」
「レギュラー」の類語・対義語
「レギュラー」の類語
「レギュラー」の意味1のうち、「正規」という意味で使う場合の類語には、「正常」、「 正(せい)」、「当然」、「真面(まとも)」、「基準」、「中庸(ちゅうよう)」などがあります。また、「規則正しい」という意味で使う場合は、「定期的」、「通常」、「経常的」などで置き換えることができます。
また、意味2の意味で使う場合の類語としては、「一軍」、「精鋭」、「エリート」などが挙げられます。
「レギュラー」の対義語
「レギュラー」の対義語としては、「regular」の対義語でもある「イレギュラー(irregular)」が挙げられます。また、意味2においては「ゲスト(guest)」が対義語となります。
「レギュラー・メンバー」とは?
「レギュラー」の意味2に挙げた「レギュラー・メンバー(regular member)」とは、次の意味を表す言葉です。
- 正規の構成員。正会員。(会合などに)常に参加する顔ぶれ。
- (スポーツ競技などで)常に出場する選手。正選手。
- (放送番組で)常に出演する人。
「レギュラー・ガソリン」とは?
「レギュラー・ガソリン」の意味
「レギュラー」の意味3に挙げた「レギュラー・ガソリン(regular gasoline)」とは、「ハイオクタン・ガソリンではないガソリン」を指す言葉です。
「ハイオクタン・ガソリン(high-octane gasoline)」は、「オクタン価が高く、ノッキングを起こしにくいガソリン」を指しており、ハイオクガソリン」、「ハイオク」とも呼ばれています
「オクタン価」「ノッキング」とは?
「オクタン価(octane number)」とは、ガソリンのアンチノック性を示す指数で、オクタン価の高いほどアンチノック性も高くなり、よりエンジンの性能を引き出すことができます。
- オクタン価:ガソリンの成分であるイソオクタンが占める割合のこと。
- アンチノック性:ノッキングを起こしにくい性質のこと。
- ノッキング:燃料がエンジン内部で意図しないタイミングで爆発を起こす現象のこと。
「レギュラー」と「ハイオク」の違い
レギュラー・ガソリンとハイオクタン・ガソリンの違いは、あくまでオクタン価(=アンチノック性)であり、燃費に差はありません。
種類 | オクタン価 |
---|---|
レギュラー・ガソリン | 85〜95 |
ハイオクタン・ガソリン | 95以上 |
レギュラー車とハイオク車の見分け方
レギュラー・ガソリン車(レギュラー車)にハイオクタン・ガソリンを給油しても問題ありませんが、ハイオクタン・ガソリン車(ハイオク車)にレギュラー・ガソリンを給油するとエンジントラブルを起こすことがあります。
レンタカーなどで、どちらを給油するか迷った時は、給油口に付いているシールを確認しましょう。
「P」、「無鉛プレミアムガソリン」 | ハイオク車 |
「R」、「無鉛ガソリン」 | レギュラー車 |
その他の「レギュラー」を含む言葉
「レギュラーコーヒー」
「レギュラーコーヒー」は、「regular」と「coffee」を組み合わせた和製英語で、「インスタントコーヒーに対して、焙煎したコーヒーを挽いて粉を使って入れるコーヒー」を指す言葉です。
「レギュラーサイズ」
「レギュラーサイズ」は、「普通のサイズ」、「基準となるサイズ」という意味です。「普通のサイズ」を表す言葉ではあるのですが、コーヒーチェーンなどのドリンクサイズは、お店によって呼び方が様々です。
一番小さいのサイズを「レギュラー」にしているお店は、「レギュラー」=「並」として、「大盛り」、「特盛り」と増量していくイメージなのでしょう。真ん中のサイズを「レギュラー」にしているお店は、「レギュラー」=「中庸」というイメージしていると考えられます。