「燦々」の意味や使い方
「燦々」は「さんさん」と読み、太陽などの光がきらきらと明るく輝く様子のことです。
例
- 日が燦々と照る
- 燦々と降り注ぐ
- 燦々たる陽光
「燦」の漢字の意味
あきらか、あざやか、きらびやか、きらめく、という意味の「燦」は火(偏)+粲(サンという音)から成り立っており、「粲」は上等(あざやか)な白米の意味です。炊飯から成立し、あざやかであるという形容が米から火の方へ移りました。
人名漢字としても、あき、きよ、よし、などの読み方で使われています。
美空ひばりの曲「愛燦燦」
1986年発売の美空ひばりの代表曲「愛燦燦(あいさんさん)」は、その後数多くの歌手によるカバーなどもあり、現在でも広い世代で親しまれています。
(歌詞の一部)
愛 燦燦と この身に降って
心秘そかな嬉し涙を 流したりして
人はかわいい かわいいものですね
ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う
人生って 不思議なものですね
ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む
人生って 嬉しいものですね
「燦々」の類語
「燦々」の類語は、「煌々(きらきら、こうこう)」「晃々(こうこう)」「晶々(しょうしょう)」です。どれも「燦々」と同じ、太陽などの光が明るく輝いている意味をあらわします。
その他にも、近い意味合いの言葉には以下のようなものがあります。
- 煌き(きらめき)
- 煌びやか(きらびやか)
- きらやか
- きららか
- 珊珊(さんさん)
- 爛々(らんらん)
- 燦然(さんぜん)
- 爛然(らんぜん)
- 燦爛(さんらん)
- 燦(さん)として
- 輝(かがや)かしい
- 曜明(ようめい。耀明)
- ブライト
- ブリリアント
- 赫々(かくかく)
- 赫然(かくぜん)
- 炯々(けいけい)
- 閃々(せんせん)
- 皓々(こうこう)
- 金光(ぴか)
- 銀光(ぎんこう)
- きらっと
- きらりと
- ぎらぎら
- ぎらり
- ぎらっと
- きんきら
- ぴかぴか
- ぴかり
- ぴかっと
- 玲瓏(れいろう)
- 光彩陸離(こうさいりくり)
- 曄麗(かれい)
- 懸珠(けんしゅ)
「燦々」の英語
「燦々」の英語は、bright(強い光)、brilliant(強く輝く)などがあります。
- 燦々と耀く…shine brilliantly
- 日の光が燦々と降り注いでいた…The bright sunshine was pouring down on us.