「ヲチ」とは?意味や使い方をご紹介

「ヲチ」とは、「ウォッチ(Watch)」のことで、対象を「見ている」「監視している」といった意味です。インターネット掲示板やSNSなどで使われる、いわゆる「ネットスラング」のひとつです。ここでは、「ヲチ」の詳しい意味や使い方を紹介します。

目次

  1. 「ヲチ」とは?
  2. 「ヲチ」の使い方
  3. 「ヲチ」とインターネット掲示板
  4. 「ヲチ」とSNS、動画サイト
  5. 「ヲチ」と迷惑行為

「ヲチ」とは?

「ヲチ」とは、「ウォッチ(Watch)」のことで、何かを「見ている」「監視している」という意味です。

おもにネット掲示板やSNSなどで使われる表現で、いわゆるネットスラングのひとつです。普段の日常会話では、おそらく使われることは無いでしょう。

なお、ネットにおける「ヲチ」行為は、「隠れて観察しながら、見守ったり噂話をする」ような、少々陰湿な意味合いを含みます。

このため、「ヲチ」という言葉を用いる際は、使って良い場面かどうかを確認しておくと良いでしょう。

「ヲチ」の使い方

基本的に「ヲチ」は、「ウォッチ(Watch)」と同じ感覚で使用します。ネット掲示板のスレッドタイトルなどで多く使われています。

【使用例】
・有名youtuberヲチスレ
・ヲチ系界隈の人たちはガチすぎる
・マンネリ化してきたし、ヲチ対象を広げるか

また、「ヲチする」「ヲチられる」のように、動詞っぽく使うこともあります。
【使用例】
・あそこのブログ面白いから、しばらくヲチするわ
・私のTwitter、誰かにヲチられて晒されているみたい・・・

「ヲチ」とインターネット掲示板

「ヲチ」という言葉が広まったのは、インターネット掲示板「2ちゃんねる」(現在の5ちゃんねる)の影響が強いと思われます。

5ちゃんねる内の「ネットwatch板」、通称「ネトヲチ板」では、有名人や企業、大手メディアや国家など、さまざまな対象を監視するスレッドが立てられています。

スレッド内では、ヲチ対象の団体や個人に関するネタや噂話などが、自由に語られています。イメージ的には、ワイドショーの話で盛り上がっている感覚に近いかもしれません。

なお、掲示板などで語られている情報には、真偽不明のものや、虚偽の情報なども紛れている可能性がありますので、すべてを鵜呑みにしないよう、注意する必要があります。

「ヲチ」とSNS、動画サイト

twitter、FacebookといったSNSや、youtubeなどの動画サイトの台頭に伴い、「ヲチ」の対象も拡大しています。

これまでは、大手メディアや企業、芸能人など、「団体」や「有名人・権力者」などが、おもなヲチ対象でした。

現在では、SNSや動画サイトの浸透により、これらの媒体で情報発信をしている「個人」が、ヲチの対象に含まれるようになっています。

なかには、不適切なSNSの書き込みや動画投稿が無いかを常に監視し、見つけ次第、ネット上で晒し上げるユーザーも存在します。

ネット上の不適切な行為を指摘したり、注意したりすること自体は、特に問題にならないと思いますが、それが誹謗中傷や、後述する迷惑行為などに発展した場合は明らかなルール違反です。

「ヲチ」と迷惑行為

「ヲチ」行為は、ウォッチ先の相手の迷惑にならない範囲でおこなうのが基本ルールです。

たとえば、5ちゃんねるの「ネットWatch板」や「ツイッター観察板」では、ヲチ先への書き込みや荒らし行為などといった迷惑行為を禁止しています。

ところが、これらのルールを破り、ヲチ先の相手に迷惑を掛けてしまうケースが、過去には存在しています。

たとえば、ヲチ先のブログやSNSに誹謗中傷のコメントをしたり、個人情報を特定してネット上に晒したりなどです。

このような行為は、ヲチ先の相手や周囲を傷つけるだけでなく、場合によっては名誉毀損などに該当する可能性もあります。

ヲチ行為をする際は、ルールやマナーを厳守して、相手を傷つけたり、迷惑にならないように気をつけるべきです。


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