「ナイーブ」の意味や使い方
「ナイーブ」のスペルはnaiveと書き、素朴、素直、感じやすい、うぶ、という意味の和製英語(カタカナ語)です。「ナイーブな感性」というように使います。
naiveは元はフランス語ですが、英語としても使われるようになりました。注意したいのは、本来の意味はすぐに信じてしまう、単純な、愚直な、世間知らずな、だまされやすい、と軽蔑的に使う言葉であり、素直で微笑ましいというような良い意味で使うのは日本独特の和製英語のみであるということです。(「英語」の欄を参照。)
クラシエのボディソープ
「ナイーブ」という商品名のボディソープがあり、肌への負担の少なさや使い心地をさして「繊細」「デリケート」=「ナイーブ」というイメージを喚起させます。
「ナイーブ」の類語
「ナイーブ」の類語は「繊細(せんさい)」「デリケート」「純真(じゅんしん)」「純情(じゅんじょう)」になります。「ナイーブ」「繊細」「デリケート」は、考え方や感じ方が素直で感受性に富む一方、もろさやこわれやすさなどのマイナス面のニュアンスがあるのに対し、「純真」は英語のピュア(pure)にほぼ同じで、邪念や邪心が一切なく心が清らかな様子、「純情」はそうした心を特にクローズアップした表現です。
「ナイーブ」の英語
「ナイーブ」は本来、単純ま、世間知らずな、だまされやすい、といった軽蔑的な意味合いで使われる言葉です。日本での「ナイーブ」の意味合いでは、innocent(無邪気、無実)、sensitive(繊細、神経質)があります。
・そんなことを信じるなんて君は単純だね…It's naive of you to believe that.
・無邪気な少女…an innocent girl
・彼女の気持ちをもっとくんであげないと…You should be more sensitive to her feelings.
・男らしく装っているが、彼は本当は繊細だ…Underneath all that macho stuff, he's really a sensitive guy.