「楽しみ」とは?意味や使い方・類語をご紹介

「楽しみにしています」や「ゆうべはお楽しみでしたね」に使われる「楽しみ」。単に趣味や娯楽のことを指す場合もありますが、期待を表すこともあり、使い方も類語も様々です。今回は「楽しみ」の意味や使い方、類語などをご紹介します。

目次

  1. 楽しみとは?
  2. 楽しみの使い方
  3. 楽しみの類語
  4. 楽しみに関連することわざ
  5. 関雎の楽しみ

楽しみとは?

「楽しみ」には3つの意味があります。1つは楽しいこと。趣味や娯楽、レクリエーションのことです。ドラゴンクエストの「ゆうべはお楽しみでしたね」のように情事を仄めかすこともあります。

次に、喜びや楽しさという意味もあります。「仕事に楽しみを見つける」といったりしますよね。

最後は期待です。少し先に楽しそうな予定があってドキドキする、わくわくすることも「楽しみ」といいます。遠足前日の小学生の様子によく使われます。

楽しみの使い方

  • 「一応仕事だからね。楽しみでやっているわけではないよ。」(楽しみ=趣味、遊び)
  • 「貴方は何が楽しみで生きているんですか?」(楽しみ=喜び)
  • 「マラソンは嫌いなんだ。昔職場の付き合いで無理やり走らされたけど、何の楽しみも得られなかった。」(楽しみ=喜び)
  • 来月の旅行がとても楽しみだ。(楽しみ=期待)
  • またお会いできるのを楽しみにしています。(定型文)

楽しみの類語

慰み

心を楽しませることや気晴らしを「慰み」といいます。手慰みや慰み物などに使われます。沈んだ心を慰めるためにする娯楽や快楽のことです。

遊び

「遊び」は真剣に取り組んでいない、趣味や余暇活動など楽しむことという意味です。「遊び半分」や「遊びではない」なんて聞きますね。「伊達や酔狂」と同じです。

仕事ではなく、趣味でやっているという点で、「楽しみ」と「遊び」は通じるものがあります。「道楽」などもそうですね。快楽目的というイメージが強いので、使い方には注意しましょう。

心待ち

「心待ち」は心の中で待ち望んでいるという意味です。漢字そのままですね。「楽しみ」と意味に違いはありませんので、同じように使えます。

ずっと待っていた、願っていたよという気持ちを伝えたいなら「心待ち」の方が良いかもしれません。期待はしているけれど待ってはいないなら「楽しみ」と使い分けるのもアリですね。

心当て

「心当て」には2種類の意味があります。一つは推量。百人一首の「心当てに 折らばや折らむ 白露の 置き惑わせる 白菊の花」が代表例ですね。心の中で見当をつけるという意味です。

もう一つの意味は根拠のない期待です。確かなものはないけれど何とかしてくれるだろうという期待が「心当て」です。信頼性に乏しく、あまりあてにできない期待です。

楽しみに関連することわざ

楽しみ尽きて悲しみ来る

「楽しみ尽きて悲しみ来る」とはどんなに楽しいことであってもいつかは必ず終わるという意味です。あるいは、楽しいこともピークを過ぎて終わりを感じるころには悲しみが混じるという意味です。「歓楽極まりて哀情多し(かんらくきわまりてあいじょうおおし)」が同義です。

楽しみは苦しみの種

「楽しみは悲しみの種」とは楽しいことが終われば次には悲しいことが来る、どちらか一方だけが続くわけではないという意味のことわざです。「楽あれば苦あり」も同じ意味です。むしろこちらの方がよく使われます。「楽は苦の種、苦は楽の種」ともいいますが、意味は変わりません。

関雎の楽しみ

「関雎の楽しみ(かんしょのたのしみ)」とは夫婦の仲がよく、家庭円満な楽しみです。「関雎」とは夫婦仲のよいミサゴという水鳥のことです。日本でいうおしどり夫婦のことですね。


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