「楽しむ」とは?意味や使い方を類語を含めてご紹介

皆さんは「楽しむ」をという言葉をどう思われるでしょうか。愉快に思うこと、喜びを得ることなど、さまざまな言い回しを使い、比較的、当たり前に使うのではないでしょうか。ここでは、「楽しむ」の意味や使い方などを紹介していきます。

目次

  1. 「楽しむ」の意味や使い方
  2. 「楽しむ」の類語
  3. 「楽しむ」を修飾する表現

「楽しむ」の意味や使い方

「楽しむ」という言葉はおおまかには「愉快に思う、感じる」という意味ですが、細かく見るといくつかに分けられます。

まず①心が明るく満ち足りて安らぐこと。小説的表現に「怏々(おうおう)として楽しまない」という言い方があり、落ち込んでいらいらしているという意味です。

次に②豊かに富んでいること。平家物語の平氏一族の発展の部分に「仏御前がゆかりの者どもぞ始めて楽しみ栄えける」という文があります。

趣味や娯楽とすること。これは将棋を楽しむというように使います。

最後に④期待をかけ、それを喜ぶこと。これはやや古風な言い方になり、子供の成長を楽しむというように使います。


 

「楽しむ」の類語

「楽しむ」は同じ「たのしむ」という音で、愉しむ、娯しむとも書く場合があります。「愉しむ」は愉悦や愉快といった感覚的な意味合いで、酒を愉しむ、旅行を愉しむというように使います。また、「娯しむ」は娯楽を意味し、寄席演芸を娯しむというように使います。ですが、これらは現代ではすべて「楽しむ」と書いて問題ありません。

「楽しむ」に似た言葉に、「興じる(きょうじる)」があります。「楽しむ」がそのもののよさにふれることで自分の心を満たしてくれるものとして味わうのに対し、「興じる」は愉快だと思える対象を得たために気分が盛り上がるという意味です。ゲームに興じる、笑い興じる、というように使い、人生や読書など長期的や静的なものに対しては使いません

喜びを得るという意味の類語として、エンジョイ、愛好する、面白がる、味わう、などがあります。

「楽しむ」を修飾する表現

「楽しむ」の前に付き、修飾する表現はさまざまなものがあります。

「十分に」…存分に、思う存分、大いに、たっぷりと、目いっぱい
 
「心行くまで」…心おきなく、心から、心の底から
 
「夢中になって」…夢心地で、わき目もふらずに、我を忘れて、時のたつのも忘れて
 
「リラックスして」…仕事を忘れて、童心に帰って、一人で、夫婦で、みんなで


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