「大々的」の意味と使い方
「大々的」とは、きわめて大がかりに物事を行う様子という意味です。「大々」とはいかにも大きいさまのこと。そこに「~のような・性質の」といった意味を表す接尾語「的」がついて、「大々的」という形容動詞が成り立っています。
「大々的」の使い方
「大々的」は、「大々的に宣伝する」というように使います。祭やイベントなど催し物の、派手で景気がよければよいほど好まれる分野でよく使われる言葉です。
また、大々的に報道するなどといった例もあり、いずれも非日常的なレベルの大がかりな様子を表しています。
最近では海外のアカデミー賞発表の様子や、人気アイドルグループの解散などが「大々的な報道」となりました。特に注目され関心が高い世事や、現場の興奮が伝わるような鮮度の高いニュースを指して「大々的」と言います。
大々的の用例
- 社運を賭けた新商品を大々的に宣伝する
- マスコミ各社の報道は大々的だ
- 各界の著名人が参加する大々的な催しとなった
「大々的」の反対語
「大々的」の反対語(対義語)は、小さい、小規模、こじんまり、などになります。類語は、派手に、盛大に、盛り上げて、などです。
「大々的」の英語の使い方
「大々的」を表す英語は複数あり、おおむねの共通の意味は大きい、多いということです。若干のニュアンスの違いで使い分けます。
- in a big way
- a large scale
- great
- grand
【例文】
- 大々的な宣伝をする…carry on an extensive adovertising campaign.(an extensiveを「a large scale」と言い換えられます。規模が大きいという意味です)
- 彼はいくつものレストランを大々的に経営している…He runs many restaurants in a big way.
- その事件は大々的に報道された…The incident was given a lot of coverage.(played up in the media 、またはreported with banner headlinesとも言い換えられます。報道の回数が多いという意味です)