「ゲスパー」の意味
「ゲスパー」とは、「下衆の推測」「卑しい邪推」または、「そのような邪推を行う人」を意味します。「ゲスパー」は、「下衆パー」「下種パー」と表記されることもあります。
「ゲスパー」の語源
「ゲスパー」の語源は、「ゲス」と「エスパー」にあり、これら2つの言葉の音と意味を合成することで「ゲスパー」という言葉は生まれました。
ゲスとは
「ゲス(下衆、下種、下司)」とは、古くは平安時代に紫式部が著した源氏物語でも用いられる、「身分の低い者」や「使用人」を示す言葉であり、「心の卑しいこと」「心の卑しい者」という意味で使われます。
エスパーとは
「エスパー(Esper)」とは、「五感を超える近くを持つ人」「超能力者」です。「ESP(extrasensory perception)」は、「超感覚的知覚」「既知の感覚受容器を通さずに外界の情報をとらえるとされる、テレパシーや透視、予知などの現象」を言い、それに「-er」を加えて、「エスパー」は、そういった現象を起こすことのできる人を示します。
ゲス+エスパー=ゲスパー
「ゲスパー」とは「下衆なエスパー」であり、物事に対して裏を読み邪推する人のことを蔑んで言う呼称として、又は時に、物事をつい勘ぐって斜めに見てしまう自分を称する場合に使う言葉として、ネット上で若者を中心に使われるようになりました。
「ゲスパー」の使い方
「ゲスパー」は、人のことを指す場合にも、自分のことを指す場合にも、蔑称としてあまり良い意味で使うことはありません。
- 「隣人がゲスパーで、何かと嫌味なことばかり言ってくるので胃が痛くなってしまって…。」
- 「夫が珍しく会社帰りにお土産買って来るものだから、何かやましいことがあるんじゃないかってゲスパーしちゃったわ。」