「煽り耐性」とは?意味や使い方をご紹介

「煽り耐性」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。挑発に対する反応を意味する言葉です。この記事では「煽り耐性のあり、なし」について。「もし煽られたら?」「なぜ煽るのか?」「煽ると似た言葉の意味」を解説しています。

目次

  1. 「煽る」の意味
  2. 「煽り耐性」の意味と使い方
  3. 「煽り耐性のない人」が煽られたら?
  4. なぜ煽るのか?
  5. 「煽る」の類語

「煽る」の意味

「煽り耐性」について説明する前に、まず「煽(あお)る」という言葉について確認しておきましょう。「煽る」には以下のような意味があります。

  • 風を起こして火の勢いを強める
  • 風で布などがはためく様子
  • そそのかす。おだてる
  • むやみに売買して相場をあやつる
  • 物事に勢いをつける
  • 他人を刺激して激しい行動に駆り立てる
 

共通するのは、「対象に外から力を加えて動かす。動かそうとする」ということです。

ネットスラングとしての「煽る」

ネットスラングとしての「煽る」は、誹謗(ひぼう)や挑発などにより、意図的に相手を怒らせるような行為の総称として用いられています。

これは「煽る」の「そそのかす、おだてる、他人を刺激して激しい行動に駆り立てる」という意味に由来しています。以下は「煽り」の具体的な用例です。

  • 「必死だな」…相手が取り乱していなくても、感情的になっていると一方的に決めつける。
  • 「コピペにマジレスw」「釣れた」…まず、悩みや情報などを書き込み、それに対して返信した人に「罠に掛かった。真剣になるのはみっともない」という意味で使う。
他には、相手の言葉の端をとらえて曲解し、揚げ足をとるパターンなどもあります。

「煽り耐性」の意味と使い方

「煽り耐性」の「煽り」は、ネットスラングの「煽る」の意です。また「耐性」は、(環境の変化などに)耐える性質という意味の熟語です。

この2語の組み合わさった「煽り耐性」という言葉は、ネットで煽られた時の耐性を表します。

「煽り耐性がない(低い)」「煽り耐性がある(高い)」といった形で、煽りを受けた人の耐性の有無や、どれくらい耐性を持っているかの程度を示す語とともに用いられるのが一般的です。

「煽り耐性」の有無とは?

煽り耐性のある人とは、煽られてもほとんど動じない人です。煽り耐性のない人とは、煽られたことに対して、ネガティブな感情に囚われやすい人です。

「煽り耐性がない」という言葉には、「感情的になるのは大人げない、みっともない」という、耐性がない人に対する批判のニュアンスが含まれる傾向があります。

「煽り耐性のない人」が煽られたら?

煽り耐性がない人が煽られた際、「煽られて悔しかった」で終わらせるのではなく、自分が何に対してネガティブ感情を持っているのかを分析すると、少し冷静になれるでしょう。

例えば、「コピペにマジレス」が悔しかったのなら、「真剣に考えた自分の気持ちを、もてあそばれたのが悔しい」のか、「嘘だと見抜けなかったことが悔しい」のかを考えるということです。

煽る人は多くの場合、人の心をかき乱す、あるいは感情的な言動を引き出すことを目的としています。これまでインターネット上でも、「煽り」に対抗する手段が何度も論じられてきましたが、対策としては感情的にならないのが基本という説が主流となっています。

なぜ煽るのか?

煽る人になぜ煽るのか聞くと「日常生活がつまらないから。ゲーム感覚」「自分の力を確かめたい。鍛えたい」「影響力を誇示したい」「他人の心を揺さぶって、優越感に浸る」などといった、自己顕示や有能感の確認を目的とした理由を主張することが多いようです。

話を聞いてくれる人が周囲にいればこういった思考になりづらいですから、話を聞いて認めてあげると、満足して去ってくれるかもしれません。

「煽る」の類語

「煽る」と似た意味の言葉には「焚きつける」や「浴びせる」があります。

「焚きつける」には、「火をつけて燃やす。おだてる。けしかけて行動するように仕向ける」という意味があります。(例:友人が煽られたので、反論するように焚きつける)

「浴びせる」には、「液体や光を全身に受ける。物事の作用を受ける」という意味があります。(例:間違いを指摘され、周囲の人から集中攻撃を浴びせられる)

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