「有象無象」とは?意味や使い方をご紹介

「有象無象」。日常生活では、なかなか使うことのない言葉です。読み方も良くわからないし、聞いただけでは文字の出てこないこともありそうですね。今回は、用途によって異なる意味を持つ、「有象無象」について、意味や使い方をまとめました。

目次

  1. 「有象無象」の読み方
  2. 「有象無象」の意味
  3. 「有象無象」の言葉の成り立ち
  4. 「有象無象」の類語
  5. 「有象無象」の例文
  6. トレーディングカードゲームと「有象無象」
  7. 「有象無象」まとめ

「有象無象」の読み方

「有象無象」は、「そう」が濁って、「うぞうむぞう」と読みます。「ゆうぞうむぞう」「ゆうしょうむしょう」と、誤って読まないように、注意が必要です。

類語に、「森羅万象」という言葉がありますが、こちらの「象」は「ぞう」とは読まず、「しょう」と読み、「しんらばんしょう」と読みます。

「有象無象」の意味

もともとは、「有相無相」は「形のあるものとないもの全て」「現象と真理の両方」「宇宙に存在する全て」といった意味を指す言葉でした。

しかし、現在は、その使い方で使われることはむしろ少なく、そこから転じて、数が多いだけで役に立たない人たち、つまらない・取るに足りない大勢の人たち、といった意味で使われることがほとんどです。

現代では、後者の意味で使われることが多いですが、文脈によって、どちらの意味で使われているか判断し、この言葉を使うときには、誤解を招かないよう注意しましょう。

「有象無象」の言葉の成り立ち

「有象無象」は、もともとは、仏教用語の「有相無相」(うそうむそう)から来ています。相、とは、姿や形のこと。これが転じて、「有象無象」になりました。「象」も、姿や形のことを指します。

なぜ「相」が「象」になったのか、はっきりした由来は明確になっていいませんが、「相」よりも「像」のほうが姿や形を表す字としてわかりやすいため、まず「有像無像」に変わり、その読み「ぞう」が転じて「象」の字が使われるようになった、という説が有力です。

「有象無象」の類語

「全ての形のあるものとないもの」という意味で、「有相無相」・「森羅万象」・「諸事万端」・「天地万物」・「天地万象」という言葉が似たような意味を持ちます。

また「つまらない人の集団」という意味では、「烏合の衆」「雑輩」などがあげられます。

「有象無象」の例文

それでは、「有象無象」という言葉は、どのように使えばよいのでしょうか。例文を見てみましょう。

1.鍛え抜かれた我々が、「有象無象」の輩に負けるはずがない。
2.どれだけの人数を集めても、しょせん「有象無象」の衆に過ぎない。

例文から、相手を取るに足らない人物の集まりだと卑しめるニュアンスを、読み取ることができます。

トレーディングカードゲームと「有象無象」

人気のトレーディングカードゲームの中にも、「有象無象」という言葉を見ることができます。

高橋和希氏の漫画『遊☆戯☆王』から派生し、コナミデジタルエンタテインメントが製作・販売を手掛けるトレーディングカードゲーム、「遊☆戯☆王(遊戯王)OCG」。このエクストラパック2016で登場したトレーディングカードに、「烏合無象」というカードがありますが、この名称は、「烏合」と「有象無象」をかけたものだと言われています。

また、アメリカ、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社製のトレーディングカードゲーム、マジック:ザ・ギャザリング(Magic: The Gathering)には、「有象無象の大砲」と言うカードが存在します。

「有象無象」まとめ

いかがでしょうか。文字を見ても何となくイメージのわきにくい言葉、「有象無象」についての理解は深められましたか?社会の中にいると、周りに逆らわず、周囲の流れに従って生活してしまうことも多いと思います。でも、「有象無象」の中のひとりになってしまわないよう、気をつけたいものですね。


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