「絶起」とは
「絶起」は「ぜっき」と読みます。一見すると何のことかよく分かりませんが、「絶許」などの言葉をご存知の方は、何かの略語だとピンとくるのではないでしょうか?
これは「絶望の起床」を縮めた言い方で、目が覚めたら起床予定時刻を大幅に過ぎてしまっていたときに使います。ツイッターやSNSなどで主に使われている若者言葉です。
「絶起」の意味
では、「絶起」はどんな状況・タイミングで使われているのでしょうか?
例えば、朝起きたらもう仕事や授業に間に合わない時間だった…友人やパートナーとの大事な予定があるのに寝過ごしてしまった…なるべく避けたい状況ですが、経験があるという方もいらっしゃると思います。そんな時は、多くの方が「やってしまった」「もうだめだ」と絶望と諦めが入り混じった気持ちになるでしょう。
このように、もう予定に間に合わないくらいの致命的な寝坊をしてしまった事と、その時の絶望的な気持ちを表した言葉が「絶起」です。ただ単に「寝坊した」と言うよりも「絶起」を使った方が状況の重大さが表現できるのが特徴です。
「絶起」の使い方
ツイッターでは、起床時間に間に合わなかったことを、ただ一言「絶起」とつぶやいて使われていたりします。状況に共感する人も多く、主に若者の間で使われ、2017年のギャル語流行語大賞では8位に入選しています。
英語では「寝坊する、寝過ごす」を意味する「oversleep」の過去形「overslept」で表現されてツイッターのハッシュタグ(#)に反映されています。
「絶起」の用例
- おはよう(絶起)
- 絶起…
- うわあああああああ!絶起!!
- バイトの時間なのに絶起かましたもうだめだ
- 6:30のはずが10:00なんだけどやばい絶起
- もうオールして絶起回避するしかない