「いわれのない」の意味
「いわれのない」は、漢字で「謂れのない」と書きます。
名詞の「いわれ」は「由緒、由来、因縁、理由」という意味です。「いわれがある」は、それらがある。「いわれのない」とはそれらがない。
つまり「いわれのない」は、「由緒、由来、因縁、理由がない」という意味です。また、「いわれのないこと」や「いわれのない非難」など、名詞と組み合わさることで「根拠のない、不当な理由で」といった意味にもなります。
「いわれのない」の例文
「いわれのない」は日常生活で意外によく使われる言葉で、ドラマでもお馴染みの言葉です。その用法は、おおまかに以下のように分類できます。
【由緒がない】
- 古く見えますが、これといったいわれのない仏像です。
【根拠や理由がない】
- こうやってじっとしていると、いわれのない不安が込み上げてくる。
- そんないわれのない理由で、お金を受け取るわけにはいきません。
【根拠がなく、不当な理由で】
- とうとうと説教されるも、いわれのないことに思えた。
- デマをもとにいわれのない非難をされて、黙っていられなかった。
- いわれのない罪をきせられたが、アリバイが証明され、疑いは晴れた。
- 戦前、日本人入植者達は真面目に働いていても、いわれのない扱いを受けたそうだ。
「いわれのない」の英語表現
- causeless
- unfoundded
- grounless
- unwarranted
- baseless
- unprovoked
- gratuitous
上記の単語は、根拠のない、不当な、理由なき、といった意味が含まれ、「いわれのない」の訳語として使えます。