「おk」とは
「おk」とは、OKを表す言葉です。
ネット掲示板の2ちゃんねるが発祥とされています。
新しいコミュニケーションの形として文化庁からも注目される
「おk」のような、パソコンで文字をタイピングする際に日本語入力のまま打ち込んでできる、誤表記・誤変換のような言葉を、文化庁は打ち言葉の特性に由来する独特な表記と位置付けています。
「おk」の他にも、うp(アップロード)、ようつべ(Youtube)、乙(お疲れ様)、垢(アカウント)などといった言葉があります。いずれもネットスラングです。
打ち言葉とは書き言葉の一種で、SNSやメールなどでのやり取りに用いられる、くだけた話し言葉的文体とされています。
日本語で「おk」
「おk」が使われる表現で代表的な例として、日本語で「おk」というものがあります。
日本語で「おk」は、何を言っているのかわからない者や文章に対してのコメントとして使われます。ネット上で使われることがほとんどです。
感情的になりすぎていたり、活舌が悪く聞き取れないなどの場合に限らず、専門用語がたくさん並ぶ文章、理解しづらい文字列、あまりにも理の通らない文章に対しても使われます。
2005年に2ちゃんねるのモテない男性板(喪男板)内のスレッドで成されたやり取りが、コピペされて広まり、定型句として使われるようになりました。
2ちゃんねるでは、感情的・挑発的になっている発言に対して「とりあえず落ち着きましょう」という意味で使われます。また、「あなたは何を言っているの?」と少し馬鹿にしたようなニュアンスの場合もあります。
使う時には相手やシチュエーションに注意が必要です。
「おk」はもう時代遅れ?
昨今の10代の若者の間では、OKを「おk」ではなく、おけと表記するのが一般的なようです。スマホでやり取りする際、「おk」と打つためには入力変換が必要なため、おけの方が楽であるという理由が考えられます。
そのため「おk」はすでに時代遅れとなっているという見方もあるようです。
書き言葉は、流行りやコミュニケーションツールの変化の中でどんどん進化していくものです。とても面白いですね。