「かすみ草」の花言葉とは?意味や使い方を時期を含めてご紹介

みなさんは「かすみ草」という花をご存知でしょうか?「かすみ草」は丸い小さな花をたくさん咲かせる可愛らしい花です。一年を通して出回っており、ブーケや寄せ植えに人気の花です。今回はそんな「かすみ草」の花言葉について、詳しい意味や具体的な使い方をご紹介します。

目次

  1. 「かすみ草」とは?
  2. 「かすみ草」の花言葉
  3. 「かすみ草」の種類
  4. 「かすみ草」の楽しみ方

「かすみ草」とは?

「かすみ草」はナデシコ科の植物で、ガーデニングの寄せ植えや結婚式のブーケなどに人気の花です。細く別れた枝先から、小さく丸い白やピンクの花がたくさん咲き、花全体がふんわりと見えるという特徴があります。

かすみ草は実は日本が発祥の植物ではなく、アジアやヨーロッパ一帯が原産です。日本には明治時代から大正時代の初期ごろにもたらされたと言われています。

「かすみ草」という名前の由来は小さい花が無数に咲く姿がまるで「春霞(はるがすみ)」がかかったようであることから来ています。学名である「Gypsophila」はギリシャ語で「石灰」を意味する「gypsos」と「好む」という意味の「philein」を合わせた名前です。かすみ草が石灰質の土でよく育つことに由来しています。

「かすみ草」の花言葉

「かすみ草」全体の花言葉は清らかな心」、「夢見心地」、「無邪気」、「親切」、「感謝」、「純潔」、「幸福」、「永遠の愛などです。花嫁のように純白の花を咲かせるかすみ草の、清楚でおくゆかしいイメージにぴったりな花言葉がついています。

花束によく使われるかすみ草は、主役を引き立たせ、花全体をふんわりとした優しい雰囲気で包む効果があります。「親切」や「感謝」という花言葉はそういったかすみ草の「控え目だけど他をしっかり立てる」という特徴にちなんでつけられています。

またかすみ草は、「幸福」や「永遠の愛」といった花言葉から、結婚式で使われるブーケや花かんむりにも用いられます。

花の色による花言葉

ピンク色のかすみ草の花言葉は「切なる願い」、「感激」です。赤い色のかすみ草にも、ピンク色のかすみ草と同じ花言葉がつけられています。

青色のかすみ草には通常のかすみ草と同じように「清い心」という花言葉があります。紫のかすみ草には独自の花言葉はありません。

「かすみ草」の種類

かすみ草の原種は世界に125種ほどあります。花は一見どれも同じように見えますが、よく観察するとドーム型に広がるもの、上に固まって咲くもの、茎の長さや色合いも違っています。花屋さんは用途に合わせて種類を使い分けています。

  • 「アルタイル」…花数が多くて同時に開花するのでボリュームあるかすみ草になります。
  • 「ベールスター」…花のサイズが比較的大きな種類です。流通量の多いのが「アルタイル」と「ベールスター」です。
  • 「ビッグミスター」…丈が高くて大輪の種類です。
  • 「スノークイーン」…茎の色が明るい緑色をしています。

「かすみ草」の楽しみ方

「かすみ草」はシンプルですが愛らしく、主役としても脇役としても活躍するので、色々なアレンジに向いています。

「染めかすみ」

最近では染めやすい品種のかすみ草にピンクやグリーン、水色などの多彩な色で染めた「染めかすみ」というものが注目されています。

万年筆のインクに一晩つけておくだけで、自宅でも簡単に染めかすみを作ることができます。自宅で作った染めかすみを、アクセサリーなどのハンドメイド作品に活用している方も多くいます。

「ハーバリウム」

「ハーバリウム」は瓶の中に特殊な液体を入れ、その中に植物を閉じ込めたインテリアです。花を長く楽しめ、おしゃれに飾ることができることから人気に火がつきました。

かすみ草はそのままハーバリウムにしても素朴な可愛らしさがありますが、染めたかすみを使うことで色鮮やかになり、ポップなハーバリウムを楽しむことができます。他の花と組み合わせても使いやすい花です。

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