「レポート」とは?意味や書き方をご紹介

大学生がよく会話で使うレポートとは、一体どのようなものなのでしょうか。本記事ではレポートという言葉の意味や由来、一般的なレポートの書き方、レポートを書く際に注意しなければいけないことをご紹介します。レポートとは何なのか、詳しく紐解いていきましょう。

目次

  1. レポートとは?
  2. 英語でのレポートとは
  3. レポートの書き方
  4. レポートを書く上での注意点

レポートとは?

大学生の会話では「レポート」という単語が頻繁に飛び交いますが、本来の「レポート」とはどのような意味なのでしょうか。

「レポート」は英語で"report"です。"report"という単語は"re(もとへ)port(運ぶ)"から成り立っており、課題として出されたレポートを教授のもとに運ぶ、とイメージするとわかりやすかもしれません。

英語でのレポートとは

report(名詞)には大きく分けて以下の7つの意味があります。

  1. 報告
  2. 報道、記事
  3. (研究[調査])報告書、レポート
  4. うわさ、風説、評判
  5. (成績)通知表、成績報告書
  6. 爆発音、銃声
  7. (直属)の部下
私たちが普段使っているのは1の報告や3のレポートですね。しかし、3の「レポート」は英語圏と日本で少し意味が異なります。

英語圏では"report"を、生徒が書く課題としての「レポート」の意味で用いることもありますが、通例小・中・高生のものに限られ、大学生の場合は(term) paper を用いるのが一般的です。

レポートの書き方

一般的なレポートは次のような構成で書かれます

  1. はじめに
  2. 本文
  3. 考察
  4. 参考文献

1.はじめに

「はじめに」の部分では「何を考察するのか」「なぜ考察するのか」「論点、問題点はなにか」などを書いていきます。

文字数などは特に決まってはいませんが、レポート全体の1割から2割ほどを使うとうまくまとまります。読み手が一番始めに目を通すところなので、読み手に何を伝えたいのかをはっきりと述べておくと本文へ入りやすくなるでしょう。

2.本文

次に「本文」の書き方です。本文では「自分の考え」「他者の考え」「データから言えること」などを書いていきます。レポートの中心となる部分なので、全体の6割から8割を使ってしっかりと書いていきましょう。

この時、分析や検証したデータから何が言えるのかを、客観的かつ論理的に書いていく必要があります。レポートとはいわば報告書のようなものなので、レポートに主観的な内容は必要ありません。必要なのはデータから得られる「考察」です。この「考察」を自分の意見や考えなどの主観的なものと間違えないようにしましょう。

3.考察

次は「考察」です。本文で述べた内容をもとに、筆者なりの考察や見解を述べます。考察も論理的にかつ客観的に書かなければなりません。主観的な内容や筆者の意見などが入ってしまうと、それはもはやレポートではなく、意見文やエッセイになってしまいます。

4.参考文献

最後は「参考文献」です。レポート内で引用を行った場合などは、参考にした論文や本を参考文献の欄に書き記さなければなりません。これを行わずにレポートを書くことは、剽窃(ひょうせつ)・盗用を疑われることになるので、十分に注意しましょう。

レポートを書く上での注意点

レポートを書く上での注意点は大きく分けて2つあります。1つ目は、教授の指定の形式に沿って提出することです。

いくら良いレポートだとしても、名前や学科、学籍番号が記されていないレポートの評価は低くなるでしょう。レポート提出の際には以下のことに確認してから提出するようにしましょう。

  • 講義名
  • 担当教授名
  • レポートのタイトル
  • 提出日
  • 学部
  • 学科
  • 学年
  • 学籍番号
  • 名前
これに加えて、以下も提出の際には注意しましょう。
  • 表紙をつける
  • ホチキスで左上を留める
  • シワや汚れを付けない
もちろんここに記されていることをそのままレポートに書くのではなく、担当の教授の指示をしっかりと聴いて、それにしたがってレポートを書くことが最も重要です。

2つ目は剽窃、盗用をしないことです。レポートの作成で不正行為を行った場合、戒告・譴責(けんせき)・停学などの処分を受けると同時に、当該の科目のみならず、履修中のすべての科目が0点となり、自動的に留年が確定する可能性も大いに考えられます。

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