「キャパ」とは
「キャパ」とはキャパシティ(capacity)の略で、容量や収容量のことです。また、目的等を実行可能な力量・能力・施設・機能等を意味する場合もあります。
略語として「キャパ」という場合は後者を示すことが多く、「キャパ超え」といった表現がよく使われます。
スポーツ・コンサート施設の「キャパ」
スポーツやコンサート等の場合、席数が「キャパ」になります。同じ施設でも用途により「キャパ」は異なります。
例えば、野球観戦の場合、
- 東京ドーム…約46,000人
- 札幌ドーム…約40,500人
- ヤフオクドーム(福岡)…約38,500人
- ナゴヤドーム…約37,000人
- 京セラドーム(大阪)…約36,000人
となっています。一方、コンサートの場合は
- 東京ドーム…約55,000人
- 札幌ドーム…約55,000人
- ヤフオクドーム…約52,500人
- ナゴヤドーム…約50,500人
- 京セラドーム…約50,000人
となっています。コンサートの場合、スポーツに使用するスペースも観客が利用できるため「キャパ」は増加します。
【参考:5大ドーム キャパ 大きさ 収容人数 ランキング 座席表 東京ドームの大きさは?】
http://ran-king.jp/dome/
飲食店の「キャパ」
飲食店でも席数を「キャパ」と言います。ただしスポーツ・コンサート施設とは異なり、店舗全体の席数ではなく、1団体が利用できる「スペース」を指す場合もあります。
例えば、100席あるとしても、50席ずつ2フロアに分かれている場合、70名の団体では1フロアで全員が利用できないため店舗席数は十分にあっても「キャパ超え」として利用されない可能性があります。
また飲食店では「キャパ」に関連して「席回転(率)」という指標があります。席数に対して、どれだけ利用してもらえたかを示します。例えば100席で300名の利用があれば3回転です。一般に回転が多いほど効率は良くなり低価格での提供がしやすくなります。
飲食店は「キャパ」つまり席数・店舗面積に応じて家賃や清掃費用などのコストがかかるため「キャパ超え(満席以上の状態)」をしないようにしつつも「キャパ(席)」を効率的に利用してもらうことが必要になります。
能力的な「キャパ」
仕事などにおいて、個人やチームの処理能力を超えた場合に「キャパ超え」といった表現が使われます。この「キャパ超え」は大きく2種類あります。
1つは技量的には処理できても、量的に処理ができない場合です。3日分の業務を2日でやれと言われると「キャパ超え」となり、残業を余儀なくされます。
また既に紹介した飲食店の場合、席数の「キャパ」は超えていなくても、利用が集中したり人手不足だとキッチン設備やスタッフが「キャパ超え」を起こしてしまう場合もあります。
もう1つは、そもそも技量的に処理ができない場合です。例えば与えられた仕事をこなすために必要になる知識がないと「キャパ超え」となります。企業内全体でも処理しきれない「キャパ超え」な事案が発生すると専門家に依頼することになります。弁護士・会計士・行政書士・社労士といった「士業」は、企業の技量的・知識的な「キャパ超え」をサポートする典型的な職業です。
コンピュータの「キャパ」
コンピュータの進化は非常に早く、逆に言えば古い機種・端末は最新のシステムを処理できなかったり、処理速度が十分でない場合があります。これも一種の「キャパ超え」です。ただしコンピュータの「キャパ」は「スペック」と呼ばれることのほうが多いです。
コンピュータに必要なスペックは、用途により大きく異なります。例えば、年賀状でしか使わないのであれば10年以上前のパソコンでも問題ないでしょう(ただしインターネット接続を行っている場合はOS等のセキュリティサービスの終了に注意が必要です)。「Microsoft Word」なども、比較的低スペックでも処理可能です。
一方、大量のデータを処理するソフトを使ったり、動画の加工等を行う場合は、一定以上のスペックが必要となります。
コンピュータで、ニュアンスとして「スペック」より「キャパ」に近いものはデータ保存容量です。例えばスマホの場合、iPhoneは端末自体にデータを保存します。Androidの場合は端末に加え、SDカードにもデータを保存できます。
スマホの機能向上により写真や動画が綺麗に撮れるようになった一方、1つあたりの写真や動画のデータ量も増えているため、保存しつづけているといつか端末のデータ保存容量の「キャパ超え」が発生します。ただし、これを解決する様々なサービスも存在します。
「キャパ」まとめ
以上、様々な「キャパ」を紹介しました。「キャパ」ギリギリの状態では、何かトラブル等があったときに対処しにくいため、ある程度の余裕を持った状態が理想的かもしれません。