「管理不行き届き」とは?意味や使い方をご紹介

「管理不行き届き」というフレーズは、事故原因の釈明などの際によく聞きますね。簡単に聞き流してしまいますが、どのような意味を持っているのでしょう?似たフレーズに「監督不行き届き」もあります。今回は、「管理不行き届き」の意味や使い方を類語を含めて紹介します。

目次

  1. 「管理不行き届き」とは
  2. 「管理不行き届き」の使い方
  3. 「管理不行き届き」と「監督不行き届き」の違いは
  4. 「管理不行き届き」の類語

「管理不行き届き」とは

「管理不行き届き」とは、「円滑な統率や維持・保全を、不注意で行うことができない」ということです。つまり、「指導すべき者の不注意により、適正な維持や指導ができなったこと」を意味する表現です。

この言葉は謝罪やお詫び、釈明などの場面でよく使われています。不祥事が多発する今日では、テレビや新聞などで目に留めたり、聞いたりしますね。

「管理不行き届き」は、「管理」と「不行き届き」から構成されています。それぞれの意味を見ていきましょう。

「管理」の意味

「管理」には、次のような意味があります。

  1. 基準に正しく適合するように全体を統括すること。(品質管理)
  2. 物事が支障なく円滑遂行できるように事務を処理し維持保全すること。(よく管理された施設)
  3. 法律上、施設の現状を維持して、目的の範囲内で利用や改良を行うこと。

「不行き届き」の意味

「不行き届き」は、「注意が行き届かないこと」です。つまり、「不注意で気が利かない状態、目の届かない状態であること」です。

「管理不行き届き」の使い方

  • イベントにおける事故について、運営上の管理不行き届きの責任を問われ担当責任者は辞任しました。
  • 税金の誤徴収に対する管理不行き届きの釈明会見が行われました。
  • 学校内で事故が多発していることは、学校の安全管理上の管理不行き届きであると認識しています。

「管理不行き届き」と「監督不行き届き」の違いは

「監督」は、「グループやチームをまとめて指導統率すること。または、取り締まったり、指示をすること」という意味です。つまり、「監督」は「人に対する指導」の意味が強い言葉です。

一方の「管理」は、「製品の品質を一定に保ったり、施設や設備の保全、イベントなどにおける事故防止のような安全対策の策定・実施」といったものに対して使われることの多い言葉です。

【管理不行き届きの例文】

  • 病院内でのウイルス拡散に対して、拡散防止態勢の管理不行き届きを問われました。

【監督不行き届き】
  • 社長は部下の法令違反に対して、監督不行き届き責任を取りました。

「管理不行き届き」の類語

「管理不十分」

「管理不十分」とは、「維持保全に足りないところがあって完全でないこと」です。つまり、「不完全であるため物事や事柄を安全に保つことができない状態」を表現しています。円滑で適正な維持保全ができない状態を表すニュアンスが似通っていて類語と言えます。

【例文】

  • 社員の横領事件に対して、会社経理の管理不十分可能性指摘されました。
  • 業務多忙による食品の安全管理不十分が問題となっています。

「管理不徹底」

「管理不徹底」とは、「維持保全が中途半端ですみずみまで行き届いていないこと」です。この言葉も「管理不行き届き」と同様に落ち度や欠陥があるさまを表しており、類語に属するものと言えます。

【例文】

  • 度重なる不祥事に対して内部態勢の管理不徹底が表面化しました。
  • 労働時間管理不徹底により残業代の未払いが発覚しました。

「野放し」

「野放し」とは、「手をつけずにそのまま放っておく」または、「家畜を放し飼いにする」という意味です。

つまり、家畜を野に放して自由に飼育することから転じて、「自由奔放にして注意もしない」という意味でよく使われています。「管理不行き届き」よりもさらに悪い状態を表す言葉ですね。

【例文】

  • いままで違法駐車を野放しにしていた責任が問われています。
  • 当局の怠慢により不法投棄が野放しの状態になっています。

「放任」

「放任(ほうにん)」とは、「自分の考えを伝えることもなく、自由にしたいようにさせて放っておくこと」です。「野放し」と同様で管理もしない酷い状態を表しています。

【例文】

  • 最近、子どもを放任する親が増えてきました。
  • 違法行為を放任してきたため重大な問題に発展しました。


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