「スペック」とは?意味や使い方をご紹介

「スペック」という言葉を聞いたことがありますか。コンピュータなどの機械に触れることが多い人は、よく耳にする言葉だと思いますし、聞いたことがないという人は少ないでしょう。しかし、その意味は正しく理解していますか。ここでは、「スペック」の意味や使い方を紹介します。

目次

  1. 「スペック」とは
  2. 「スペック厨」
  3. 非営利団体「SPEC」
  4. ドラマ「スペック」
  5. 死刑囚「スペック」

「スペック」とは

「スペック」とは、もともとは英語の仕様書を指す「specification」の略である「spec」です。これは、単に仕様書を表すものでしたが、和製英語として使われている「スペック」は工業製品の性能そのものを指すときに用いられます。

工業製品の性能に対しての「スペック」

一般的には、車やスマートフォンなどの性能を記す際に「スペック」を用いることが多いです。性能が良いことを「ハイスペック」と表現します。この逆の意味で「ロースペック」が用いられることもありますが、「ハイスペック」ほど使われる機会は多くはありません。

人物に対しての「スペック」

また、転じて、優れた人物を指し「ハイスペックな人」呼ぶなどと、工業製品以外にも使う場合もあります。人物に使いう場合は、「才能が豊か」「コミュニケーション能力が高い」など長所が複数ある人物に用いることが一般的です。

「スペック厨」

「スペック厨」とは、パソコンなどの性能に異様に固執する人物の事で、クレイジーで迷惑な人物であるとして、蔑むネットスラングです。家庭用ゲーム機やスマートフォンなども対象としており、批判的な口調も影響してか、ネット上では煙たがる人もいるようです。

非営利団体「SPEC」

「SPEC」は、「Standard Performance Evalution Corporation(標準性能評価法人)」のことです。「SPEC」は、コンピュータの公平で意味のあるベンチマークを作成することを目的として設立された非営利団体です。ベンチマークとは、コンピュータの性能を測る指標の事です。

1988年に設立された団体で、主要なコンピュータ企業やソフトウェア製造業者などのメンバー企業からの資金提供で運営されています。「SPEC」のベンチマークは、コンピュータシステムの性能評価に広く用いられています。

ドラマ「スペック」

「SPEC~警視庁公安部公安第5課 未詳事件特別対策係事件簿~」は、2010年にTBS系で放送されたドラマです。

捜査1課が手に負えない超能力などを使った事件を解決するためい創設された、未詳事件特別対策係、通称「未詳(ミショウ)」に配属された2人の捜査官が特殊能力(SPEC)を持った犯人と対決する姿を描きます。

「SPEC」は劇場版にもなっており、今までに「劇場版SPEC~天~」と「劇場版SPEC~結~」の2作が公開されています。

死刑囚「スペック」

「スペック」は、漫画「グラップラー刃牙」シリーズに登場する最凶死刑囚の一人です。水深200mにある潜水艦の監獄から泳いで脱出するなど、驚異の心肺能力を持ち5分間の無呼吸運動が可能です。刃牙と初めて会ったときに、握手するふりをして切り落とした手首を握らせるなど、最凶死刑囚の中でも残虐性が高いです。

喧嘩師花山薫との戦いで、銃弾を花山の口の中で爆発させるなどあらゆる手で花山を追い詰めますが、圧倒的なタフネスと強さを併せ持つ花山に及ばず、最凶死刑囚の中で1番先に敗退しました。

自らの敗北を知った「スペック」の肉体は急速に衰え、実年齢が97歳であったという衝撃的な事実が明らかになり、そこで出番は終了しました。

「刃牙シリーズ」

「刃牙シリーズ」は、板垣恵介による格闘漫画です。週刊少年チャンピオンに掲載されていました。シリーズは「グラップラー刃牙」、「バキ」、「範馬刃牙」、「刃牙道」、「バキ道」と続いています。

主人公である範馬刃牙が、様々人物と異種格闘技戦を繰り広げ成長していく姿を描きます。野生のホッキョクグマを素手で倒すなど現実的ではありませんが、丁寧に描写された格闘シーンは不思議な魅力があります。


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