「イノセント(innocent)」とは?意味や使い方を「イノセンス」との違いも含めてご紹介

「イノセント」という言葉を聞いたり、見たりしたことはありますか。歌詞や曲のタイトルなどで聞いたことがある人もいると思います。聞いたことがある人も正しい意味を知っていますか。ここでは、「イノセント」の意味や使い方を紹介したいと思います。

目次

  1. 「イノセント」とは
  2. 「インノケンティウス」
  3. 映画「イノセント」
  4. 「イノセントワールド」
  5. 「イノセンス」とは
  6. 映画「イノセンス」

「イノセント」とは

「イノセント」は、英語の「innocent」です。「イノセント」の意味は、「無罪の、潔白な、純粋な」などの意味です。「an innocent child(無邪気な子供)」といったような汚れのないものを表す形容詞として使われます。

「無罪の」といった意味で使われる場合は、罪が存在しない状態を表しています。「guilty(有罪)」の反対語として用いられます。

「イノセント」の語源

「イノセント」の語源はラテン語です。ラテン語では「innocere」と表記されます。「in」はラテンごで否定を表す接頭辞で、「nocere」は害をなすという意味がありますので、「in-nocere」で「害のない」となったわけです。

「害のない」ということで、無罪という意味で使われ、さらに罪を犯さないということで「純粋」や「無垢」といった意味で使われるようになりました。

「イノセント」に似た意味の言葉

無垢や無邪気といった意味の言葉で、「ピュア(pure)」があります。意味合いとしてはほとんど同じですが、「ピュア」のほうが日常的に使われる頻度が多いです。

真実の意味で使われることが多い「トゥルー(true)」も実は「純粋」の意味があります。

「インノケンティウス」

ラテン語の男性名「インノケンティウス」は、英語では「イノセント」と呼ばれます。「インノケンティウス」は主に、ローマ教皇の名前に用いられます。ローマ教皇「インノケンティウス」は13世までいました。「インノケンティウス1世」は5世紀ごろの人物で、「インノケンティウス13世」は18世紀ごろの人物です。

一番有名なのは「インノケンティウス3世」です。在位は1198年から1216年です。ローマ=カトリック教会の全盛期のローマ教皇をつとめた人物です。

映画「イノセント」

映画「イノセント」は1976年に公開された、イタリア・フランスの合作映画です。監督はルキノ・ヴィスコンティで、彼にとってこの映画は遺作でもあります。ガブリエーレ・ダヌンツィオの長編小説「罪なき者」を原作としていて、映画の冒頭で刊行当時のこの小説をめくるシーンがあります。

20世紀はじめのローマを舞台とした本作は、イタリアの貴族社会を背景にし、男女の愛憎や人間の本質が描かれています。

「イノセントワールド」

「Innocent World(イノセントワールド)」とは、日本のロックバンドMr.Childrenの5枚目のシングルです。1994年にトイズファクトリーより発売されました。同バンドがシングル・アルバム通じて初のオリコン週間チャート1位を獲得したシングルです。

1994年度のオリコン年間シングルチャートを獲得した本作は、193.6万枚も売り上げました。この記録はMr.Childrenのシングルでは6thシングル「Tomorrow never knows」、10thシングル「名もなき詩」に次いで3番目に高い累計売上です。

「イノセンス」とは

「イノセント」に似た言葉に「イノセンス」があります。「イノセンス」は英語の「innocence」です。「イノセンス」の意味は、「無罪」や「天真爛漫」などがあります。2つの意味はほとんど同じですが、違いは「innocent」が形容詞で、「innocence」が名詞です

映画「イノセンス」

映画「イノセンス」は、2004年に公開された劇場用アニメ映画です。監督は押井守で、彼が監督した1995年公開のアニメ映画「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の続編にあたる映画です。

2004年に第25回日本SF大賞を受賞し、第57回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映されました。

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