「産後クライシス」とは?意味や使い方をご紹介

みなさんは、「産後クライシス」という言葉を聞いたことがありますか?育児のストレスや不安、旦那さんへの不満といったものが、「産後クライシス」につながってしまうかもしれません。ここでは、「産後クライシス」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「産後クライシス」とは
  2. 「産後クライシス」の使い方
  3. 「産後クライシス」の原因
  4. お父さんたちへ

「産後クライシス」とは

「産後クライシス」とは、出産後から約3年の間に、夫婦仲が悪化する現象のことです。2012年にNHKが「産後クライシス」という言葉を使ったのがきっかけで、子供を持つ親世代を中心に話題となっています。

「産後クライシス」の使い方

世間話などで、「あそこの家庭は産後クライシスになった」と言われることもあれば、「産後クライシスに気をつけて」と助言を受けることもあるでしょう。他にも、ネット上の実体験では、「産後クライシスになった」「産後クライシスを知ってほしい」といった呼びかけもされています。

「産後クライシス」の原因

NHKのスタッフによると、「産後クライシス」の原因は夫の育児不参加によるものが大きいとされていますが、これには批判的な意見も多く聞かれます。そこで、「産後クライシス」の原因となる可能性があるものを、いくつか挙げてみます。

ホルモンの影響

産後は女性ホルモンが減少し、妊娠以前まで戻ります。この時期は不安を感じたり、イライラしすくなったりすることがあります。精神的に不安定なので、旦那さんの何気ない言動にも、奥さんは敏感に反応し、そこから喧嘩に発展することもあるでしょう。

育児ストレス

子供が生まれると、生活環境はがらりと一変します。今まで2人で生活していたのが3人になり、生まれたての赤ちゃんは付きっきりで面倒をみなければなりません。数時間おきの授乳や夜泣きで、両親とも眠れず、体力的にも精神的にも疲労が蓄積されていきます。授乳しても、おむつを替えても、あやしても泣き止まないことが続くと、いよいよストレスはピークに達します。

夫の育児不参加

赤ちゃんの世話を奥さんだけに任せる家庭では、「産後クライシス」が起きやすいとされています。旦那さんは仕事で忙しく、残業をして家に帰ってくるとヘトヘトなことも多いです。シャワーを浴びて、すぐに明日の準備、なんてこともあるでしょう。

奥さんは、育児だけをしているのではありません。買い出しや料理、掃除に洗濯と平行しながら、育児をしているのです。どちらが忙しいかで比べるのではなく、できることはするという気持ちが大切です。たとえば、お風呂に赤ちゃんと一緒に入るだけでも、奥さんの負担は軽減されます。

大層なことでなくても構いません。ゴミ出し、粉ミルクを作って飲ませる、奥さんが入浴中にあやすなど、簡単にできることはあります。奥さんを手伝おうとする気持ちを示すだけでも、夫婦仲は違ってきます。

教育方針の違い

教育方針の違いも、よく夫婦喧嘩の原因になります。旦那さんは文武両道に育てたいのに、奥さんはのびのび育てたいなど、両者の教育方針が食い違うことは多いでしょう。人間は5歳までに神経系の80パーセントが完成するとされており、この期間をゴールデンエイジと呼びます。特に乳児期は、寝返り、ハイハイ、つかまり立ち、言葉を覚えるなど、多くの要素を短期間で一気に学習します。

この時期だからこそ、両親の教育方針に差が生じるのです。運動をさせたい、勉強をさせたい、感受性を育てたい、ピアノか、サッカーか、英会話かなど、習い事をさせるにしても無数にあります。両親が納得すればよいですが、対立する場合は喧嘩になり、「産後クライシス」へとつながる恐れもあります。

お父さんたちへ

夫婦はあくまでも、1人の男性と1人の女性であり、本当に理解し通じ合うことは難しいものです。何を考えているかわからないから、そっとしておこうというのではなく、わからないからこそ、コミュニケーションを取ろうと考えを変えれば、「産後クライシス」に陥る可能性は減りそうです。

ホルモンの影響でイライラしているときには、怒られても我慢することも必要かもしれません。結婚生活の極意は忍耐力と誰かは言いますが、子供も生まれると、もはや自分本位に生きることはできないものです。世のお父さんたちは、「自分を犠牲にし、家族を守る」という気取ったセリフを本気で実行してみると、新たな自分を発見できるかもしれません。


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