「天変地異」とは?意味や使い方をご紹介

「天変地異」という言葉にどのようなイメージをお持ちですか?大規模な自然災害を想像して「怖い」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。「天変地異」は怖いものだけでなく、さまざまな自然現象を意味する言葉です。今回は「天変地異」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「天変地異」の意味
  2. 「天変地異」の使い方
  3. 「天変地異」の種類
  4. 「天変地異」の類語

「天変地異」の意味

天変地異(てんぺんちい)」とは、天空や地上で起こる自然災害や不思議な現象のことです。「天変地異」の「天変」は天空に現れる自然界の異変を、「地異」は地上に現れる自然界の異変を表します。

天変地異」の誤った表記として見られるものに「転変地異」があります。「転変」は「事物が次々と変化すること」を意味する言葉ですから、間違えないように注意しましょう。

「天変地異」の使い方

「天変地異」は、実際に自然災害が起こったときに使われるだけでなく、自然界でいつもとは異なる現象が見られたときに「天変地異の前触れ」といったかたちで使われることもあります。

例文

  • 最近は天変地異に見舞われることが多くなっている。
  • この辺りには生息していないはずの虫が大量発生しているのは、天変地異の前触れなのだろうか。
  • 天変地異は、昔から人々に恐れられている自然現象だ。

「天変地異」の種類

「天変地異」と呼ばれる現象には、災害を引き起こすものもあれば、天体ショーのように楽しい気持ちにさせてくれるものもあります。ここでは、「天変地異」を「天変」と「地異」に分けて、どのような現象があるのかを具体的に見てみましょう。

「天変」の種類

「天変」の例として、以下のようなものが挙げられます。

【日食(にっしょく)】
日食とは、太陽と地球の間に月が入り、月の影によって太陽が隠される現象です。部分的に隠されることを部分食、全体が隠されることを皆既食、月から太陽の光がはみ出して金色の環のように見えるものを金環食と言います。

【月食(げっしょく)】
月食は、太陽と月の間に地球が入ることで、月の光る面が欠けて見える現象です。部分的に欠けることを部分食、全部が欠けて見えることを皆既食と言います。

【隕石(いんせき)】
隕石は、宇宙空間から地球上に落ちてきた固形の物体が大気中で燃え尽きずに地上に落下したものです。大気中で燃え尽きるものは「流星(りゅうせい)」と呼ばれます。「流星」も「天変」のひとつです。

【暴風】
暴風は、風速が毎秒24.5~28.4mにおよぶ、大きな被害をもたらすような激しく吹き荒れる風のことです。「嵐」とも言われます。

【大雨(おおあめ・たいう)】
大雨は、非常に大量に降る雨のことです。「豪雨(ごうう)」と言われることもあります。

【落雷】
落雷は、雷雲と地上にある物体の間で放電が起き、雷が落ちることです。雷雲から地上に向かって電気が放たれるため、木や塔などの地上にある突起物や、電気が流れやすい物体に落ちやすいとされています。

「地異」の種類

「地異」には、以下のようなものがあります。

【地震】
「地震」は、火山活動や、地球の表層部にあたる地殻の変動によって、地面が震動することです。

【津波】
「津波」は、地震や海底火山の噴火、海底の地滑りなどによって海面が乱されることで生じる現象です。海が浅くなるにつれて、波の高さは高くなります。地震による津波を「地震津波」、台風や低気圧によって海水面が上昇して起こる津波を「風津波」と言います。

【火山の噴火】
「火山」は、地下深くで地熱によって鉱物が溶けてマグマとなったものが地表に噴出し、溶岩などが堆積してできた山です。マグマが流出してできる溶岩、溶岩の破片である火山弾や火山灰、火山ガスなどが、火山から噴き出すことを「噴火」と言います。

【洪水(こうずい)】
「洪水」は、大雨や雪解け水などの大量の水が河川に流れ込むことで、河川の水量が普段よりも増加する現象です。河川の水が堤防からあふれ出てしまうことを「氾濫(はんらん)」と呼びますが、「洪水」と「氾濫」は同じ意味で使われることも多いようです。

「天変地異」の類語

天災地変(てんさいちへん)

天災地変(てんさいちへん)」とは、自然界の変動によってもたらされる、さまざまな災害や異変のことです。「天災」は地震や台風などの自然現象によって起こる災害を、「地変」は噴火や土地の陥没などの地上で起こる変動を意味します。

【例文】

  • 彼は天災地変が起こることを極端に恐れている。
  • 天災地変は、人の力によってどうにかできるものではないだろう。

災変(さいへん)

災変(さいへん)」には、自然界に起こる異変・自然界の災いという意味があります。天空・地上の区別なく自然界で起こる異変を表します。「災い」は人に不幸をもたらすような出来事のことであり、自然現象によって被害を受けることを指しています。

【例文】

  • 災変は避けられるものなら避けたいと思うことのひとつだ。
  • 災変が起こると、人の強さと弱さの両方を思い知らされるような気がする。


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