「tome」の意味
英語の「tome」は可算名詞で、複数形は「tomes」です。「tome」の発音は、カタカナでは「トウム」と表せます。
「tome」とは、「大冊（たいさつ）」と言われるページが多く分厚い本・形が大きい本のことです。また、大きくて重たい学術書・研究書を指すこともあります。さらに、複数巻ある本の1巻・1分冊という意味もあります。
「tome」の使い方
例文
- I gave a tome on my son's birthday.（私は息子の誕生日に学術書を贈った）
- My grandfather always reads tomes.（祖父はいつも大冊を読んでいる）
- I received a hefty leather-bound tome from my mother. （私は母から大きくて重たい革装の本をもらった）
「tome」をより具体的に表す場合
「tome」は本のことですから、「ページ数」や「何について書かれているのか」を、併せて相手に伝えたい場合もあるでしょう。
「何ページの本」のように「tome」のページ数について伝える場合には、「（数字）-page tome」で表すことができます。
また、「tome」の内容については「（数字）-page tome on ～」とすると「～について書かれている（数字）ページの本」ということを伝えられます。
【例文】
- I read a 950-page tome.（私は950ページの大冊を読んでいる）
- This is a 1000-page tome on quantum mechanics.（これは量子力学について書かれている1000ページの大冊です）
「tome」の関連語
大冊（たいさつ）
「大冊」を英語で表すときには、「書物」を表す「book」や「volume」を使って、以下のように表現することができます。
- a big book/volume
- a bulky book/volume
- a voluminous book
「big」は「（重さやかさが）大きい」ことを、「bulky」は「分厚い」ことを意味します。「巻数が多い・膨大な」といった意味を持つ「voluminous」を使うこともできますが、形式ばった表現とされているようです。
また、「非常に多い・大量の」という意味のある「massive」を含む、「massive volume」という表現を使って「大冊」を表す場合もあります。
【例文】
- There are many big books[volumes] in the university library.（大学図書館にはたくさんの大冊がある）
- It is tough to finish a bulky book[volume] in a day.（1日で大冊を読み終えるのは大変だ）
- She reads a lot of books, but she doesn't read voluminous books.（彼女は本をたくさん読むが、大冊は読まない）
- The book is a massive volume of 800 pages.（その本は800ページの大冊だ）
学術書
「学術書」を英語で表現するときには、「tome」を使わずに以下のように表すことも可能です。
- an academic book/title
- a scholarly book
- a learned book
「academic」には「学問的な」という意味があります。また、「title」は本の題名だけでなく「本」そのものを指すこともあります。「scholarly」や「learned」は「学術的な・学問的な」という意味です。
【例文】
- I bought an academic book[title] at this bookstore.（私はこの本屋で学術書を買った）
- This bookstore specializes in scholarly books.（この書店は学術書を専門に扱っている）
- I like to read learned books.（私は学術書を読むのが好きだ）