「言語道断」とは?意味や使い方をご紹介

「言語道断」は会話やニュースなど、日常生活で比較的耳にすることが多い四字熟語ですが、それだけに改めて考える機会が少ないと思います。皆さんは「言語道断」をどのくらいご存じですか?今回は「言語道断」の意味や使い方をご紹介していきます。

目次

  1. 言語道断の意味
  2. 言語道断の由来
  3. 言語道断の使い方
  4. 言語道断を連想する類語
  5. 言語道断のまとめ

言語道断の意味

言語道断は「ごんごどうだん」と読みます。変換すると「言語同断」もでますが「同断」とは同じであるようすを指しますので本来は誤用であることに注意が必要です。

意味は言葉では言い表せないほどひどいことです。「言語」とは言葉にして表すことで、「道断」の「道」は「言う」を表し、合わせて「言うに耐えない」という意味になります。

言語道断の由来

言語道断はもと仏教語の非常に深い言葉です。仏教では、真理は言葉では伝えられません。これを「不立文字」(ふりゅうもんじ)と言います。ところが、「言葉では表現できない大事なこと」が転じて、「ひどいこと」になってしまったのです。

かつては「もってのほか」「言語道断もってのほか」などと言っていました。なぜ、「げんご」ではなく「ごんご」かというと、それは聞き取った時代が違うからです。遣唐使以前に日本に定着した漢字音は「呉音」で「言」を「ごん」と発音しました。

しかし、その後の遣唐使の時代では「漢音」で「言」の発音は「げん」だったのです。例えば、他にも「老若男女」(ろうにゃくなんにょ)は呉音で「男女」は漢音です。こうした言葉には、私たち祖先の文化習得の苦労も含んでいるということですね。

言語道断の使い方

四字熟語のなかでは、わりと日常的に使用されている四字熟語ですよね。

「言語道断」は、軽く否定しているわけではなく、言葉にならないほど、呆れてしまったときに使う四字熟語です。よくニュースなどでは非常に悪い事柄や人に対して強く非難する際「到底許されることではない言語道断だ」「言語道断で、許し難い暴挙だ」などと使っています。

個人が不快と感じる程度にもよるのでしょうが、日常的には社会人として、はなはだしくマナー違反をしているときや、非常に悪いと思われる行動、あまりにも人に迷惑をかけたり不快にさせるときに使われれています。もちろん犯罪も言語道断ですね。

例)こんな大事な日に遅刻するなんて言語道断だ。

言語道断を連想する類語

・無茶苦茶(むちゃくちゃ)
度が外れて乱れたさま。程度のはなはだしく、まるで道理にあわないことを言います。

・乱暴狼藉(らんぼうろうぜき)
粗野な行動。また、考えもなく思うままに暴れたり、無法な行為をはたらいたりすることを言います。

・傍若無人(ぼうじゃくぶじん)
人を人とも思わない振る舞いをする人のこと。周りもはばからず、自分勝手な行動をすることを言います。

・極悪非道
この上なく道理にはずれていること。また、そのようすのことです。

一毛不抜
非常に物惜しみすること。非常にケチなこと。利己的な人のたとえです。

今にも「言語道断!」が聞こえてきそうです。

またその他の類語は以下です。

もっての外・話にならない・論外・厳禁・まかりならぬ・してはならない・でたらめな・正気の沙汰ではない・けしからん・耳を疑う・不埒・だめ・問答無用

言語道断のまとめ

「言語道断不届き者」という言葉を聞いたことはありますか?不届きとは、「けしからんようす」を意味しており、取り決めや法に従わないときににこの言葉を使います。

昔から聞きなれた「言語道断」ですが、皆さんのご参考になりましたでしょうか。あまり良いことで使われず、言われたら傷つく人もいるかもしれません。人に向けて「言語道断」を放つときは、気を使って使うべきでしょうね。


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