「サークルクラッシャー」とは
「サークルクラッシャー」とは、読んで字の如く、サークルを破壊する人のことです。もちろん物理的な話ではなく、サークル内の関係を悪化させ険悪なムードにしたり、あるいは解散にまで追い込んでしまう人を指します。大学のサークルで使われることが多いですが、グループ内の関係を悪化させる人であれば、職場や部活であってもそう呼ばれることがあります。
では「サークルクラッシャー」はどのようにサークルを破壊するのでしょうか。
「サークルクラッシャー」と呼ばれる人たち
「サークルクラッシャー」と呼ばれる人たちは、サークル内で複数の異性と恋愛関係を持ち、サークルを瞬く間に修羅場に変えてしまいます。簡単に言えば、サークル内で何股もかけるのです。恋人関係になることもあれば、肉体関係だけを持つこともあります。
「サークルクラッシャー」の大半は女性とされています。これは女性の方が複数の異性と関係を持ちやすいためだと考えられます。裏を返せば、男性の「サークルクラッシャー」も少ないながら存在することになります。
なぜサークルを破壊するのか
これは人によって様々です。セックス依存症や過去のトラウマが関係し、本人も望まぬままにサークル内の関係を悪化させてしまっているのかもしれません。逆に自分が悪いことをしているという自覚がない人もいるでしょう。
そういう人に出会ったとき「こいつはサークルクラッシャーなんだな」と安易にレッテルを貼ったりせず、「なぜそういう行動をとるのか」という点に目を向けるのが、解決の一助となると考えられます。
「サークルクラッシャー」の対処法
一番手っ取り早いのが、やはりサークルから追放することでしょう。根本的な解決にはなりませんが、対処療法としては非常に効果的です。また、元からサークル内での恋愛を禁止していれば、それを理由にサークルから追放しやすくなります。
すでに恋愛禁止のルールがあるサークルは、過去に「サークルクラッシャー」が出没し、一度解散の憂き目にあったことがあるのかもしれません。
「オタサーの姫」
「サークルクラッシャー」に近い存在として「オタサーの姫」がいます。オタサーとは「オタクサークル」の略で、「アニメサークル」や「漫画研究会」などのオタク趣味の集まりを総称したものです。「オタサーの姫」とは、オタサー内でまさに姫のように振る舞う女性を揶揄する言葉です。または、女性をちやほやと姫のように扱う取り巻きのオタクやその状況そのものを指すこともあります。
「クラッシャー」と「姫」の違い
「サークルクラッシャー」も「オタサーの姫」もサークル内で複数の異性と関係を持つ、という点では同じと言えます。なのになぜ一方は「クラッシャー」と忌み嫌われ、もう一方は「姫」とちやほやされるのでしょうか。一番の違いは、本人ではなく環境にあると言えるでしょう。
オタサーの場合
オタサーのメンバーは男性がほとんどです。そのため、紅一点になることも多いです。加えてオタサーに所属する男性は女性慣れしていない場合が多く、無理に関係を迫ることもあまりありません。つまり「オタサーの姫」は肉体関係を持たずとも、周りにちやほやしてもらえるのです。あくまで「友達以上恋人未満」という関係を保つわけですから、そのことで非難されることもありません。
通常のサークルの場合
通常のサークルではそうはいきません。男女比はまちまちでしょうが、紅一点のような状況になることはまずないでしょう。その上、サークルに所属する男性は普通に恋愛をしてきた人も多いでしょう。そんな状況で男性に構ってもらおうとすれば、肉体を許すのが一番手っ取り早い方法と言えるでしょう。その結果、「サークルクラッシャー」はサークルを破壊してしまうのです。