「ディスカッション」とは?意味や使い方をご紹介

最近では、アクティヴ・ラーニングの一環として学校の授業に取り入れられたり、入学試験や企業の採用試験に登用されたりすることも多くなった「ディスカッション」。今回はこの「ディスカッション」の意味や進め方、コツなどをご紹介します。

目次

  1. ディスカッションとは?
  2. ディスカッションの種類
  3. グループディスカッションの進め方
  4. ディスカッションのコツ
  5. まとめ 

ディスカッションとは?

「ディスカッション(discussion)」という単語を辞書で引くと、「討論」「討議」「議論」という意味が載っています。より実際に即した言い方をするなら、舌鋒鋭く他人をやり込めるような討論ではなく、「あるテーマについて、複数の人々が意見交換を行う前向きな話し合い」とでもいったニュアンスになるでしょうか。

ディスカッションの一形式である「グループディスカッション」は、人々が小グループに分かれ、同一テーマについて各々でディスカッションを実施、最後にグループごとの議論結果を提示してもらうやり方です。

また、テレビなどで見かける「パネルディスカッション」は「公開討論」です。司会役を立てて、パネラー(多くの場合、議題となるテーマの専門家)の議論を進めたのち、客席の聴衆との意見交換の場を設けます。

一方、「ディスカッション」と似た言葉として知られる「ディベート」は、主張の対立する二者(あるいは2グループ)という大前提のもとで、討論を行う形式のことを指します。

ディスカッションの種類

多くの場合、ディスカッションは決められた時間のなかで行われ、採用試験などにおいては、結論以上に議論の質や過程が評価のポイントとなります。

ディスカッションにはいくつかの形式があります。議論したいテーマに合わせてタイプが選ばれます。以下はその例です。

自由討論型ディスカッション

その名の通り、自由に意見を出し合うディスカッションです。このディスカッションに適するテーマは、結論が決して一つではない、つまり答えがないものです。例えば「会社を良くするためにはどうしたらいいか」などです。

ディベート型ディスカッション

ディベート型ディスカッションはグループディスカッションの一形態です。賛否両論分かれるテーマについて、賛成派と反対派がそれぞれに意見を出し合います。

ディベート型では対立の図式が明確であるため、論理的な思考が重視されます。建設的な説得材料があるか、それによる自身の結論があるか、また相手の意見や考えを冷静に理解・把握できているか、相手の主張に、自分に有利な材料が入っていないか、などの判断が求められます。

選択型ディスカッション

選択型ディスカッションは、あらかじめ用意された複数の選択肢から一つを選びだす、または優先順位をつけることを目的としたディスカッションです。ここではみんなの意見をどれだけひとつにまとめられるかが重視されます。よって「チームのリーダーを誰にするか」が有効な手立てとなるケースも多いです。

フェルミ推定型ディスカッション

フェルミ推定とは、計測不能な数量について、論理思考のもとに推定を行なうことです。例えば「A町の全世帯に、箸は全部で何膳あるか」といったようなテーマです。A町の全世帯数、1世帯当たりの人数などから推定して概算するわけです。もちろんこれには正確な答えはありませんから、思考の過程が重視されます。

他とは違う「課題解決型ディスカッション」

用意された資料やデータをもとに、現在の問題点をどう解決するかを議論し、結論を導き出すものです。また、「環境」や「条件」が与えられ、そこから問題点を見出して解決策を探る「ケーススタディ型」もあります。どちらもほかのディスカッションと違う点は、「結論が重視される」というところです。

テーマとしては、例えば「少子高齢化社会において、出生率をどう上げるか」や、「従業員数〇〇人、工場設備〇〇のなかで、売り上げをあと10%上げるにはどうすればいいか」などです。時間配分や意見をまとめる力、結論においては「問題を解決する説得力」が求められます。

グループディスカッションの進め方

どのタイプのディスカッションでも、課題や目標の設定→討論→結論→発表という流れをとります。それぞれのタイプ別に、重視される箇所がちがいますから、臨機応変に時間配分しましょう。

ディスカッションのコツ

上記のいずれのタイプのディスカッションも、課題や目標の設定→討論→結論→発表という流れをとります。それぞれのタイプ別に重視される点がちがいますから、臨機応変に時間配分しましょう。

グループディスカッションのコツ

価値観が違う人同士で、新しい方向性を見つけるためのディスカッションですから、自分の意見を100%出しきるのは、相手にとっては「押しつけ」にもなりかねません。お互いに少しずつ自分の意見を出しながら、時間を守って論理を構築することが大事です。

せっかく集まったメンバーでディスカッションするのですから、参加している当事者同士も、それを見守る周りの人も、また結果も、良いものにしたいですよね。そのためには、ある程度「自分の意見をまとめておいた」うえで、先に周りの意見を聞くほうがベターです。

有意義なディスカッションにするために

有意義なディスカッションとは、やはり「新しいものをみんなで作り上げた」と思える結果をもたらすディスカッションでしょう。新鮮な方向性を導き出す議論を作り上げるためには、お互いの意見を邪魔しない・傷つけないことが大前提です。そのうえで自分の「これはみんなとは違うな、提案してみよう!」という意見を簡潔に提案してみましょう。「もっと話し合いたいけど、今回はここまで」と思えるぐらい活発なディスカッションが理想といえるでしょう。

まとめ 

ディスカッションすることにより、短時間で非常に多くのことが表面化します。ディスカッションしている当事者同士では、まとめ役、時間配分役、雰囲気を盛り上げる役、冷静にシビアな意見を言う役など、自然に役割分担が出来上がります。またディスカッションを見守る周りからは、それぞれの人柄や癖などがよく把握できるものです。

それぞれのディスカッション形式の異議を踏まえて進め方を工夫し、実りあるものにしてくださいね。


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