「恥ずかしながら」とは?意味や使い方をご紹介

「恥ずかしながら」という言葉を耳にしたことはありますか?ビジネスシーンでよく使われる敬語表現です。目上の方に使う言葉ですので使い方を間違えるとそれこそ「恥ずかしい」思いをするかもしれません。この記事では「恥ずかしながら」の意味や使い方を解説します。

目次

  1. 「恥ずかしながら」の意味
  2. 「恥ずかしながら」の使い方
  3. 「恥ずかしながら」の類義語
  4. 有名な「恥ずかしながら」の実例

「恥ずかしながら」の意味

「恥ずかしながら」はビジネスシーンや日常会話でも使用される敬語表現であり、その意味は「恥ずかしいことですが~」です。主に自分や自社が犯した恥ずかしい事を相手に詫びる時に使用されます。

「お恥ずかしながら」は誤り?

「恥ずかしながら」に丁寧語の「お」をつけて「お恥ずかしながら」とする方がたまに見受けられますが、文法的にはこれは誤りです。

理由としては、「恥ずかしい思い」をしているのは自分なので、これを丁寧に言う必要はないからです。「お」を使いたい場合は「お恥ずかしい話ですが」とし、話をしている相手を高める意図で使いましょう。

「恥ずかしながら」の使い方

「恥ずかしながら」はビジネスなど重要な場所で使用されます。使い方を間違えないように使用例を見ていきましょう。

例文

  1. 恥ずかしながら東京は初めてで人混みに酔ってしまいました。
  2. 恥ずかしながら貧乏でその品を買うことが出来ません。
  3. 恥ずかしながら自社の管理システムに不具合がありました。

いずれの場合も自分に非があると思われる場合に使います。ただし、1.のような場合、東京が初めてな事を恥じる必要はなく、謙遜表現のニュアンスが強くなっています。

謙遜のため、世の中には「恥ずかしながら」を必要以上に使用する傾向もあるようですが、「恥ずかしながら」を使う際には相手が困らない程度にしましょう。

「恥ずかしながら」の類義語

「恥ずかしながら」を言い換える場合に用いる言葉を見て行きましょう。

  • 「恐縮ですが」
  • 「僭越ながら」

「恐縮ですが」

「恐縮」(きょうしゅく)は恐怖によって身がすくむ様子を示し、「恐縮です」の形では、相手から褒め言葉を頂いた時に「有り難くて身がすくむ」という意味になります。

「恐縮ですが」は、主に相手に対して要望を述べる際に「身をすくめるほど申し訳なく思っているが、何とかお願いできないか」といったニュアンスで使われます。

【例文】

  1. 大変恐縮ですがご検討のほどよろしくお願いいたします。
  2. 恐縮ですが、明日から2日間お休みをいただきます。

例1.はビジネスマンならよく使う言い回しでしょう。どちらも相手に申し訳ないという気持ちを含ませています。

「僭越ながら」

「僭越」(せんえつ)は「地位や立場をわきまえずに出しゃばること」です。つまり「僭越ながら」は「失礼を承知で」や「出過ぎたことを言いますが」という意味になります。

結婚式のスピーチや飲み会などでよく使われる「僭越ながら」という言葉ですが、自分を下げて謙遜している点では「恥ずかしながら」と共通していますね。
 
【例文】

  • 僭越ながら、ご挨拶させて頂きます。
  • 僭越ながら、申し上げます。

有名な「恥ずかしながら」の実例

日常生活・ビジネスシーンで使われる「恥ずかしながら」ですが、過去にこの言葉が流行した時期がありました。

1972年1月24日、驚くようなニュースが日本じゅうを駆け回りました。なんと終戦を知らずに28年間もグアムに潜伏していた日本兵「横井庄一」さんが発見されたのです。

「恥ずかしながら帰って参りました」

その横井さんが日本に帰国した際に発した言葉が、「恥ずかしながら帰って参りました」というもの。

当時は戦地から生きて帰ることが恥ずかしいとされた時代でした。生きて帰ってきて申し訳ないという気持ちだったのでしょう。

パロディ的な「恥ずかしながら」

「恥ずかしながら帰って参りました」は人気アニメ「銀魂」でも一種のパロディとして使われ、ネット上でも人気となりました。

厳しい戦場から帰還したことを「恥ずかしながら」と表現することに、それだけのインパクトや話題性があったということなのかもしれません。


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