「ですしおすし」とは?意味や使い方を元ネタを含めてご紹介

インターネット上で「ですしおすし」という表現を見たことはありませんか?文脈などから、なんとなく意味は理解できそうですが、ニュアンスや元ネタを正確に理解している方は少ないでしょう。ここでは「ですしおすし」の意味や使い方を元ネタを含めてご紹介します。

目次

  1. 「ですしおすし」の意味
  2. 「ですしおすし」の使い方
  3. 「ですしおすし」の元ネタ
  4. 食べ物が使われているスラング

「ですしおすし」の意味

「ですしおすし」とは、何らかの文章の文末に付けられるネットスラングで、意味は一般的な国語表現に見られる「~です」「~ですし」と同じです。

「~です」という表現は物事を丁寧に伝えたいときに使いますが、これに食べ物の「お寿司」を付け、丁寧さを出しつつも一定のユーモアを醸し出している表現が「ですしおすし」です。

主にインターネット上で相手とフランクなコミュニケーションをとりたいときに使われている表現ですが、なぜ「お寿司」がくっついているのかは、「元ネタ」の項をご参照ください。

「ですしおすし」の使い方

「ですしおすし」は、「礼儀正しくも、どこか砕けた雰囲気を醸し出したい」、そんな場面で使うのに適しています。

ただし、「ですしおすし」が流行したのは2000年代であるため、現在ネットユーザーの間ではあまり使われていません。実際に使う際は、相手に少々古臭いという印象を与える可能性に留意してください。

また、ネットスラングですので、日常会話で使われることは少なく、おもにインターネット掲示板やSNSなどに書き込む際に使われることが多い表現です。くれぐれもオフィシャルな場面やビジネスシーンなどで「ですしおすし」は使わないようにしましょう。

「ですしおすし」の例文・使用例

  • 本やネットの広告で「年収1億円は実現可能」なんて言ってるけど、そんなの夢のまた夢ですしおすし。
  • 目玉焼きに「塩コショウ」や「ケチャップ」をすすめる人がいるけど、やっぱり1番美味しいのは「醤油」ですしおすし。
  • 彼には良いところもあるけど、それ以上に悪い面が目立っているからこそ嫌われている訳ですしおすし。

「ですしおすし」の元ネタ

「ですしおすし」の元ネタは、MMORPG(大規模多人数型オンラインゲーム)作品『ファイナルファンタジーⅪ』において、とあるプレイヤーが会話で「~ですし」と言った際、別のプレイヤーが「おすし(お寿司)」を加えたことで生まれた表現といわれています。

なぜ「おすし」が加えられたのか?

なぜ「おすし」が加えられたのかについては諸説あります。同ゲームには「スシ」という料理が存在しており、先述のプレイヤーがこの「スシ」を好んでいたからという説や、単純に「ですし」という言葉の語感から「おすし」を連想したという説などです。

いずれにせよ、その後「ですしおすし」はインターネット掲示板『2ちゃんねる(現在の5ちゃんねる)』の「ネット実況板」で使われ始め、その独特な語感や使いやすさなどから、他ジャンルの掲示板でも人気を博すようになりました。

食べ物が使われているスラング

そんなバナナ

「そんなバナナ」は「そんな馬鹿な」を意味するギャグです。流行した時代からは時間が経っていることもあり、現代ではいわゆる「死語」「オヤジギャグ」の典型例として挙げられることがあります。

~しなイカ

「~しなイカ」とは、勧誘・命令・依頼などを意味する「~しないか?」と、海産物の「イカ(烏賊)」をかけた表現です。

インターネット上では、2010年にアニメ化された漫画『侵略!イカ娘』の主人公「イカ娘」の口調として流行し、「~イカ?~ゲゾ」は産経新聞が主催する2010年のネット流行語大賞にて銅賞を受賞しています。


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